大衆食堂パラダイス! (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.43
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本棚登録 : 77
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480428592

作品紹介・あらすじ

「大衆食堂」…上京者にとっては、消えてしまった故郷に最も近い場所。サバ味噌定食と、うどんとカレーとステーキと、ジュースが平気でならぶその場所はまた、日本人が近代このかた何を食べてきたのかを示す、記憶の一大集積所でもある。そんな日本の「大衆食堂」の数々をめぐって紹介し、その魅力、愉しみ方、めしくう快楽を語りつくす。日本人よ、今こそ、気取らず力強く飯を食え。

感想・レビュー・書評

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  • 暮らし

  • 本書に登場する、とある町のとある食堂でハムエッグでビールという飲み方を覚えて仲間に「食堂飲み」を啓蒙しています。と言いつつ、どんどんお店が無くなっていくのも感じて、大衆食堂レッドデータブックとしてこの本をチェックしました。でも、そういう記録の書ではなく極私的記憶が炸裂している文庫でした。なにしろ主語「オレ」だもの。「俺たちの旅」「俺たちの朝」みたいなオレオレ俺は、まさに団塊の世代である著者の大衆食堂フォークソング。この熱さ、別に嫌いじゃありません。でも、昔は良かったで終わっちゃうのももったいない。多分、社会の二極化が進み、「大衆芸能」「大衆文学」「大衆運動」が死語になっている今、「大衆食堂」の果たしてきた「大衆」の食がコンビニという個別データに分散化していることに対してのメッセージもっともっと感じたかったです。たぶん「立ち飲み」が女子たちに再発見されたように著者言うところの「俺メシ」は新しい人と人の繋がりを生むと思っています。分断社会だからこその新しいパブリックとしてのメシを!

  • 私と同じさいたま市見沼区に在住の遠藤哲夫(通称エンテツ)さん「大衆食堂パラダイス!」、2011.9発行です。1960年代、1970年代、確かにたいがいの駅前や街角には「大衆食堂」がありました。新潟県生まれの著者は、大衆食堂は上京者の居場所であり、望郷の場所だと。望郷、人それぞれに望郷食がありますね(^-^) 私の場合、広島菜、デベラ、酔心でしょうかw。十条「天将」では、マグロを注文すると、娘さんが「マグロおいしいところ一丁」とw。味噌汁2杯だと「はい、おいしい味噌汁を二丁~」(^-^)いいですね!

  • 596.04

  • 団塊世代だったらものすごく共感するんだろうなあ。ちょっとついていけないけど、面白かった。

  • 「メシは力」

    ものを食う、ということ。
    それに伴う記憶。
    どこで、だれと、なにを食ったか。

    そういうことを、疎かにしない、こういう姿勢が好き。
    ものを食う、ってのは、「命」と直結してるもんなぁ、そういえば。

  • 「大衆食堂」…上京者にとっては、消えてしまった故郷に最も近い場所。
    サバ味噌定食と、うどんとカレーとステーキと、ジュースが平気でならぶその場所はまた、日本人が近代このかた何を食べてきたのかを示す、記憶の一大集積所でもある。
    そんな日本の「大衆食堂」の数々をめぐって紹介し、その魅力、愉しみ方、めしくう快楽を語りつくす。
    日本人よ、今こそ、気取らず力強く飯を食え。

  • 田舎者の憧憬。悪くない。3くらい。

  • 大衆食堂っていいなと思える本

  • 今や文化的遺産になりつつある大衆食堂についての考察を通じて、地方から上京して多くの大衆食堂と深く関わった著者ならではの熱い思い入れが伝わってくる好著。それは懐古趣味的になりがちな題材をしっかり突き放して論じてみせるという、難しい作業が丁寧に行われた結果でもある。

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