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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480429056

みんなの感想まとめ

テーマはリドルストーリーで、自由な解釈を楽しめる作品が揃っています。特にF・R・ストックトンの「女か虎か」は短いながらも深い内容で、多くの読者を惹きつけています。続編や変奏曲的作品も存在し、意外な展開...

感想・レビュー・書評

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  • 米澤穂信の『追想五断章』がリドルストーリーもので、解説の中に、リドルストーリーの古典に関する解説があった。そこで上がっていた作品が全部入っていてので読んでみた。
    やはりというか、リドルストーリーの最高傑作と言われる『女か虎か』が極短い作品ながらいちばん面白く、本人による続編も、別の人による変奏曲的作品『女と虎と』もどちらも面白かった。後者はタイトルがオチを示しているが、読み終えるまで全く予想出来ない展開だった。

  • 米澤穂信さんの「追想五断章」の中でリドル・ストーリーが題材になっていて興味がわいて読んでみました。
    面白かったです‼
    話に自由な解釈を持てるところが気に入りました。
    特にF•R•ストックトンの「女か虎か」は15篇ある作品の中でも惹かれました‼
    でも、J•モフィットの続編はあまりにもミリアムが救われないので、あまり好きにはなれませんでした。

  • 追想五断想にでてきたので、読んでみた。
    短編集で、ゴシックホラーとミステリの混合。謎のカード、女か虎か、など、読み終わった後もいろいろ想像できて楽しい。なぞ、はホラーに近いかも。

  • ちくまプリマーブックスの復刊だと思ったら、収録作品が異なるらしい。

    収録作
    マーク・トウェイン「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」
    F.R.ストックトン「女か虎か」「三日月刀の督励官」
    ジャック・モフィット「女と虎と」
    C.モフェット「謎のカード」「謎のカード 続」
    B.ペロウン「穴のあいた記憶」
    N.ホーソーン「ヒギンボタム氏の災難」
    小泉八雲「茶わんのなか」
    O・ヘンリー「指貫きゲーム」
    オルダス・ハックスリー「ジョコンダの微笑」
    ロード・ダンセイニ「野原」
    サキ「宵やみ」
    ラドヤード・キプリング「園丁」
    ディノ・ブッツァーティ「七階」

    ※プリマーブックス
    フランク・R・ストックトン「女か虎か」
    クリーヴランド・モフェット「謎のカード」
    バリイ・ペロウン「穴のあいた記憶」
    ディノ・ブッツァーティ「なにかが起こった」
    小泉八雲「茶わんのなか」
    ナサニエル・ホーソーン「ヒギンボタム氏の災難」
    木々高太郎「新月」
    上田秋成「青頭巾」
    ウォルター・デ・ラ・メア「なぞ」
    稲垣足穂「チョコレット」
    ハーヴィー・ジェイコブズ「おもちゃ」

  • マーク・トウェイン『恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス』
    フランク・R・ストックトン『女か虎か』
    フランク・R・ストックトン『三日月刀の督励官』
    ジャック・モフィット『女と虎と』
    クリーヴランド・モフェット『謎のカード』
    クリーヴランド・モフェット『謎のカード 続』
    バリイ・ペロウン『穴のあいた記憶』
    ナサニエル・ホーソーン『ヒギンボタム氏の災難』
    小泉八雲『茶わんのなか』
    O・ヘンリー『指貫きゲーム』
    ハックスリー『ジョコンダの微笑』
    ロード・ ダンセイニ『野原』
    サキ『宵やみ』
    ラドヤード・キプリング『園丁』
    ディーノ・ ブッツァーティ『七階』

    文庫本未収録↓

    なにかが起こった(D.ブッツァーティ)
    新月(木々高太郎)
    青頭巾(上田秋成)
    なぞ(W.デ・ラ・メア)
    チョコレット(稲垣足穂)
    おもちゃ(H.ジェイコブズ)

  •  結末を示さない、あるいは、ぼやかして明示せず、謎を含ませた物語(リドル・ストーリー)を扱った短編集。謎の物語と言っても半分くらいはだいたい結末が分かる形。「女と虎」は答え合わせ的な別の作家の小説も載せてくれている。

    -------
     最初の「恐ろしき悲惨きわまる中世のロマンス」の結末でキレそうになった。やはりちゃんと結末がわかるものが好きです。「茶わんの中」みたいな結末わからない話なら仕方ないと思うけどさ。

     「園丁」は文章がおしゃれだが、結末がどういうことなのか、意味がぜんぜん分からん。聖書がわからないとわからないのか。

    「七階」が好き。

  • 第5回ビブリオバトル全国大会inいこまで発表される予定だった本です。
    ※2020.3.15に開催予定であったビブリオバトル全国大会inいこまは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりました。

  • 謎は謎のまま、答えは明示されない。
    そんな『結末』のない物語が15篇。
    “どんでん返し”や“まさかの真相”に驚かされる方が好きだけど、最後の最後で放置されるこの感じも嫌いじゃない。
    分かりやすい物語に飽きた時、また読みたくなる気がする。
    モヤモヤ感でいうと「謎のカード」が断トツだと思う。

  • リドルストーリーをまとめて読める。
    面白い。想像力を掻き立てられます。

  • リドルストーリーといわれる結末をはっきりさせない種類の作品集とのこと。ミステリーのテクニックの一つのようだ。余韻というのとはちょっと違う、こういう話は個人的には好きなタイプではない。

  • はっきり分かるハッピーエンドでは物足りない、なんとなくもやもやしたい時におすすめ。
    『恐ろしき〜』リドルストーリーというより丸投げ笑。そんなのありか。
    『女か虎か』『三日月刀の督励官』傑作。オチがついてしまうかと思いきや新たな謎。
    『謎のカード』理不尽で怖い。自分だけが取り残される感覚が何とも嫌。
    『七階』もう始まりからずっと嫌な予感がする。そしてこんな病院ありそう。

  • ミステリ

  • 明確な「オチ」が書かれていない作品のアンソロジー。
    そんなの読んで面白いのかと思いきや、それが面白いんだな〜。

    *収録作品
    「女か虎か」F・R・ストックトン
    「謎のカード」C・モフェット
    「穴のあいた記憶」B・ペロウン
    「なにかが起こった」D・ブッツアーティ
    「茶わんのなか」L・ハーン(小泉八雲)
    「ヒギンボダム氏の災難」N・ホーソーン
    「新月」木々高太郎
    「青頭巾」上田秋成『雨月物語』収録
    「なぞ」W・デ・ラ・メア
    「チョコレット」稲垣足穂
    「おもちゃ」H・ジェイコブズ

    おすすめは「謎のカード」。フランスを訪れた主人公のアメリカ人が見知らぬ美女から謎のカードをもらう。カードに書かれたフランス語がわからず、ホテルの従業員をはじめとする様々な人に聞いて回るが、何やら恐ろしい(おぞましい?)ことが書いてあるようで人々に忌み嫌われ、ついには妻にも離婚を言い渡されてしまい……というストーリー。今ならスマホですぐ検索出来ちゃうのであまり恐怖感ないかもしれない(笑)。

    オチというか怪異の真相が書かれていない作品が多いので、そういうのがモヤっとする人には向かないかもしれない。

  • リドルストーリーの多くは後味の悪いものだと再認識。ハッピーエンドがお好きな方にはお勧めできない。「女か虎か」はやはり飛び抜けた名作だが、「園丁」もしみじみとした良品。

  •  リドル・ストーリーの短編集。
     結末を明示せず、解釈を読者に委ねた謎物語。
     あるいは、余韻や想像の余地を多分に残した終息。
     矛盾や幻惑、詐称、行き違いに企み等、人間の情の複雑さを、時にミステリチックに、または幻想的に、もしくは滑稽に料理した技が、それぞれに光る。
     読み手が論争に加わるも良し。
     個人的には、トリの「七階」がじわじわと壮絶であった。

  • 「くそっ、やられた!」を言うためにミステリを読む私のような者に、この手の小説は合わないことがよくわかった。提示されたお題に「自分」なりの解決を用意でき、かつそれに納得できるだけの、自立した知性を持つ人向け。
    巻頭のほうに、この分野の古典かつ最高傑作とされる「女か虎か」が収録されているのだが、本書を読み進むほどにその偉大さが認識できるのは皮肉の限り。

    2013/11/18読了

  • 玉石混交。よくわからないものも何篇か。

    マーク・トウェインの短編
    エラリークイーン

  • 同じ紀田順一郎訳ということで、ずっと以前に読んだ
    「M・Rジェイムズ怪談全集」など思い出しながら読んだ。

    全編リドル・ストーリー(結末がない物語)が選ばれていて
    いるようだが、単純にそうとばかりはいえない話もあったり、
    また、様々な作家の個性的な作品を集めているところも
    興味深くて、通勤電車に長時間乗っていることを忘れさせて
    くれる、楽しめる一冊だった。

  • ■「リドル・ストーリー」と呼ばれる、
     結末を明示せず読者の想像に委ねるタイプの物語を集めた短編アンソロジー。
     お気に入りはドス黒い不条理劇、ブッツァーティの「七階」。

    ■モフェット「謎のカード」は
     作者自身による解決編「続・謎のカード」で興醒め。
     無関係な作品としてバラして読めばどちらも良作と言えるだろうけど、
     続けて読むと両方つまらなく思えてしまう、珍しい体験(笑)

    ■ホーソーンの小説には今まであまりいい印象を持っていなかったが、
     二転三転、種明かしという「ヒギンボタム氏の災難」は面白かった。

    ■キプリング「園丁」は、サラッと読み流すと何だかわからないが、
     編者の解題のネタバレしない少ないヒントでピンと来た。
     それについては非公開メモに記録しておこう。

  • 便宜上「日本作家」にカテゴライズしたが、単に編者が日本人だというだけで、中身は内外問わぬオムニバスとなっている。
    少し変わっているのは、全てがリドル・ストーリーであるということ。

    謎が謎のままそっと置かれている。
    あるいは、読者を置いてどこかへ消えてしまう。
    読者は、その謎を自由に想像し、解き明かす。

    非常に残念なことに、己の感性の貧困さが如実に分かってしまう本でもある。
    数年後読み返したとき、きっと私は今とは違う物語の結末を見るだろう。それが楽しみだ。

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著者プロフィール

紀田 順一郎(きだ・じゅんいちろう):1935年、横浜生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。評論家、作家。近代史、出版論、書誌、言語とコンピュータなどの分野で旺盛な評論活動を展開、推理小説も手がける。著書に『古本屋探偵の事件簿』『東京の下層社会』『幻想と怪奇の時代』(2008年度日本推理作家協会賞)『蔵書一代』など、訳書に『M・R・ジェイムズ怪談全集』など多数。三一書房より『紀田順一郎著作集』(全8巻)が刊行されている。

「2025年 『日本賭博史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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