旅情酒場をゆく (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.60
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本棚登録 : 35
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429261

作品紹介・あらすじ

知らない土地で、ちょっとドキドキしながら、居酒屋の暖簾をくぐるときの期待と不安は何とも言えない旅の楽しみである。地元の人に混じり人情に触れるもよし、静かに酒と料理を味わうもよし。酒場を求めて、山、海、温泉…。観光地や路地裏まで日本各地を旅しながら見つけた、あの店この店。全国24か所を旅した、酒場ルポの傑作。文庫オリジナル。

感想・レビュー・書評

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  • 日本全国24の旅情酒場、井上理津子さんの紀行文、うまき酒と肴、素晴らしき人たちとの出会い・・・、読むとすぐにでも出かけたくなる、そんな思いにさせてくれる作品です。出雲蕎麦に「上撰隠岐誉」をふりかけて食べるw、東京23区唯一の地酒「丸眞正宗」をじっくり味わう、伏見と灘の酒を飲み比べてみる・・・、旅情酒場、いい響きです(^-^) なんだか滝田ゆうさんの世界が見えて来るようです。

  • 井上理津子さんの名前をおぼえたのは、もうだいぶ前の本だが、『産婆さん、50年やりました』という前田たまゑさんのことを書いた本と、『大阪おもしろ女社長』という本だった(この2冊は、そのむかし買って読んだ)。

    この本は、2008年から2011年にかけてPR誌「ちくま」に連載されたものをまとめた文庫オリジナル。あっちの町こっちの町で入った酒場のルポ。図書館で空いてたので借りてみた。

    24の話のなかのひとつ、宮城県気仙沼の「ぴんぽん」は、大震災後の4月、天井まで泥まみれになっていたという。その後8月に「小さくだけど、再開した」という報がなければ、この本の出版はあり得なかったと思う、と井上さんはあとがきに書く。

    それぞれの町の風景、そこで出会った人との語らいから、酒と食べ物の話ばかりでなく、歴史も垣間見える。

    奥飛騨・平湯へ、篠原無然(しのはらむぜん)の資料を訪ねた話で、がぜんこの人物に興味をもつ。『さいごの色街 飛田』の本も読んでみたいが、図書館ではけっこうな予約待ち数になっている(ので、買うか!)。

    *聖人と呼ばれた社会教育者 篠原無然
    http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/page/d4c4ccd6f13ffe94bb631d3c2d4fca74.html

    (6/13了)

  • 気になったお店。
    仙台の「巣窟」
    秋田の「秋田杉」
    名古屋の「天得」
    東京都台東区「ますみ寿司」
    宮城県気仙沼「ぴんぽん」

    酒、店に対しての臨場感のあふれるような表現をもっと出してほしい。

  • 酒量が落ちた事で、文章の勢いがなくなったのではないかと、勘繰ってしまいました。
    頑張ってください。

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著者プロフィール

1955年奈良市生まれ。タウン誌記者を経て、フリーに。長く暮らした大阪から2010年に東京に引っ越すも、たびたび帰阪している。
著書に『大阪 下町酒場列伝』『旅情酒場をゆく』(以上、ちくま文庫)、『新版 大阪名物』『関西名物』(ともに共著、創元社)、『遊廓の産院から』(河出文庫)、『さいごの色街 飛田』(筑摩書房/新潮文庫)、『葬送の仕事師たち』(新潮社)、『親を送る』(集英社インターナショナル)などがある。

「2016年 『関西かくし味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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