お菓子の髑髏―ブラッドベリ初期ミステリ短篇集 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 126
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429292

作品紹介・あらすじ

失踪した友人を探してメキシコにやってきた、アメリカ人作家ロビー。伝統の祝祭「死者の日」の朝、目覚めたロビーの目に飛び込んできたのは、何者かが置いていった砂糖菓子の髑髏だった。やがて友人の死骸が地下墓地で発見され、彼の身にも危険が-若き日のブラッドベリが探偵小説誌に発表した作品から選ばれた15篇。ブラッドベリらしい幻想味と怪奇にあふれた、ひねりのある殺人劇。

感想・レビュー・書評

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  • ブラッドベリ初期ミステリ短篇集は、すごいらしい!

    まず前書きを読む。書かれたのは1984年。

    冒頭の作品は、どうにも怖くて・・・。
    今の時代 嫌なことが多いので、こういう話は好みでない。
    冒頭に収録ということは、この短篇集のカラーを示唆しているはず。

    ここでやめようかとも思ったけれど、訳者あとがきを読み(これは1985年)、
    最後に収録されている表題の作品を読んでおしまい。

    まえがきに登場する作家
     ハメット・チャンドラー・ケイン 〜 正統派ハードボイルド作家たち。
    Wikipedia  → ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ジェームズ・M・ケイン
     リー・ブラケット(リイ・ブラケット) 〜 SF作家、若きブラッドベリの作品を添削指導。 

    2012/6/7 予約 6/13 借りる。6/26 読み始めるが途中でやめる。

    内容 :
    失踪した友人を探すアメリカ人作家ロビー。
    伝統の祝祭「死者の日」の朝、目覚めたロビーの目に飛び込んできたのは、何者かが置いていった砂糖菓子の髑髏だった…。
    幻想味と怪奇にあふれた15篇を収録。

    著者 :
    1920年アメリカ生まれ。米国ナショナル・ブック・アウォードなど多くの賞を受賞。著書に「華氏451度」「たんぽぽのお酒」等。

  • ミステリ

  • "十月はたそがれの国"や"華氏451度"などSFや幻想文学で有名なレイ・ブラッドベリの短篇集です。1944年~48年にかけて発表された初期の短編のうち、"殺人"を取り扱ったものを15編収録しています。"殺人"というテーマで、ミステリーからSF、そしてホラーまで、これだけのバラエティに富んだ作品を描き出せるというのが驚きです。しかし、修行時代ということで作品のクオリティは、さすがブラッドベリと思わせる面白いものから、なんだか分からなかったものまでバラバラです。ちょっと人と違ったものを読みたい人にはオススメ。

  • Rブラットベリィが好きな人は 仁賀氏のあとがきを参考にして、読めば楽しいかもしれない。
    初期の作品も 変わらず絵画的だ。
    ピンクと青のタイルが
    目の前に浮かぶ。
    ブラットベリィの作品を読んでいると
    舞台となる街の風のかおりが
    してくる。
    喉が渇いてくる、渇いてくるのに
    テキーラが飲みたくなる。
    そして
    場所や人物像は違うけれど
    全盛期を過ぎた強い男が出てくる
    筋肉や精神力を持て余した様な老人だ。
    私はその辺が、ヘミングウェイの登場人物と重なって、退廃的な何とも言えず哀しい気持ちになる。

  • 前書きに、感動した。

    本書中におさめられた作品群も、秀作揃いであることは重々承知だけど、それでも、前書きが一番良い。

    収録短編はいずれも、怪奇趣味あり、幻想あり、コメディあり。

    逆に言うとまとまりのない、「ミステリ」だけど、単純な犯人捜しや謎解きではない面白さがある。

    ちくまだし、文庫としてはちょっとお高めですが、まずは前書きを読んでみましょう。

    勇気をもらえます。

    僕にとっては大切な一冊に、なりました。

  • ミステリとあるけれど、ブラッドベリらしいブラックな幻想風味の漂う短編集。
    『10月はたそがれの国』の『群衆』だったか。事故現場の話を読んだのと同じような不気味さを感じました。

    それにしても最初の話は怖かったなぁ。なぜこれがホラーではなくミステリなのかと。

  • ミステリ作品集。だけど、きっちりとした論理よりむしろ怪奇幻想の色合いも強い気がしました。奇妙な短編の味わいもあります。
    お気に入りは「幼い刺客」。……怖い。これ、怖すぎる! 育児中の人は読んじゃダメな一編です。完全にホラーでしょこれは。
    「はるかな家路」も好き。何とも意外な展開の結末は……あはは、そういうことか! この「凶器」は見事です。

  • 好きなのとそうでもないのといろいろ。最初のホラーっぽいのが好き。

  • 表題のお菓子の髑髏やチベットの円盤などの小道具が話の筋に関わらないのに魅力的。海底のカリフォルニア布教施設が気になる。アメリカにもイスの町があるのかな?作者の創作?

  •  今年夭逝したSF作家、レイ・ブラッドベリの初期ミステリ短編集。
     本書は、徳間文庫から出ていた『悪夢のカーニバル』を改題・再編集したもので、どこかで読んだことがある短編が多かったのはそのせいだった。
     売れていない時代に、何でも書いていた頃のミステリだけあって、ブラッドベリらしい味のある作品もあるが、パッとしないものも多かった。なぜシャム双生児の片方だけを殺す必要があったか、という謎が魅力的な『屍体カーニバル』、チェスタトンばりの逆説を書いた『地獄の三十分』、ブラックユーモアが冴える『ぼくはそれほどばかじゃない!』あたりが良品。

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著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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