快楽としての読書 (日本篇) (ちくま文庫 ま 12-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429346

感想・レビュー・書評

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  • 大好き 2012/06/12

  • 先年、高校時代の国語の先生に「書評は毎日新聞が一番ですネ」と申し上げたら先生曰く「そりゃアンタ、丸谷才一が仕切ってるからヨ。」と。 
    そういう見方をしたことは無かったもので、その際は「ふーん」と思った程度だったのですが、本書「快楽としての読書」を読むと、丸谷の影響力の大きささがじわじわと分かってくるのであります。 
    今現在、丸谷は毎日書評顧問のを池澤夏樹に譲っていますが、その池澤をはじめ、鹿島茂、池内紀らが昔書いた本の書評も、本書に収められております。 これにより、毎日丸谷ファミリーとなる前の彼らを、丸谷が早くから買っていたことがよく分かるのであります。
    それにしても本書のタイトルは頂けない。もっと別の書名があったと思うのであります。
     

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著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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