快楽としての読書 (日本篇) (ちくま文庫 ま 12-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429346

作品紹介・あらすじ

丸谷書評は、読むに価する本の魅力を、普通の読者に向けてすっきりと語る。そして読者を本屋さんまで走らせる。読書共同体のための本の評判記にして書物の買物案内-そんな見本が123本。石川淳、大岡昇平から池澤夏樹、村上春樹まで、王朝和歌から谷川俊太郎まで、広辞苑、日本国語大辞典から絵本まで。ジャンルを超えた最高必読の本を推薦する文庫オリジナル第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 丸谷才一が挙げる本は面白いと思う。。。

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  • 書評のまとめ。
    前段の書評論は興味深いが、書評自体は気になった部分だけ。

  • 丸谷才一のエッセイでいつも読書欲をそそられる。

  • 初丸谷才一さんだと思う。丸谷さんはいつも旧かな遣いなの?
    読んでいるうちに全然気にならなくなるんですけどね。
    いろんなジャンルの本の書評集。
    1970年代から2000年代前半ぐらいまで。
    褒めるところは褒め、批判すべきところは批判する。
    だけど常に冷静です。感情がない訳じゃない、むしろ感情が伝わってくるけど、冷静。「こんな本に価値がは無い!」みたいな書評はありません。まあ、商業でやっているなら当然なのかもしれないですけど。
    本当にジャンルは様々なんですけど、その中でも詩の本が多い気がします。和歌や俳句も含めて。
    そして辞書・事典の書評も。広辞苑・大辞林・日本語大辞典の比較はすごく面白いです。
    それらの書評を読んでいると、「ことば」を重視している彼の姿勢が伝わってくるように思います。
    でも、後藤久美子さんの愛称、ゴクミが「お久美」から来てるってのはどうかな…って思いますよ。
    あれは、何でも略したがる日本人の日本語の使い方の特徴の方じゃないかなと思うんですけどね。

  • 本の本
    書評

  • つまらないので、途中で読むのを止め捨てた。

  • 日本小説の書評本かと思ったが、小説にはとどまらず和歌の世界にも、辞書の世界にも踏み込んだ論評。いくら本好きでもこの作者に敵う人はいないのではないか。

  • 毎日新聞、週刊朝日の書評を中心に。

  • 書評とエッセイを3篇収録。
    解説にもあるが、『日本篇』でユニークなのは辞書がかなり取り上げられていること。辞書の書評は珍しいのでは?
    俳句や和歌に関する研究書も数多い……と書くと、取っつきにくい本が多いような印象だが、紹介が巧みなので敷居の高さは感じなかった。

  • この本は丸谷才一が、週刊朝日や毎日新聞の書評担当として掲載したものを書籍としてまとめたもの。丸谷才一が書評を書くと、その本の内容がよくわかるだけでなく、関連して幅広い情報が得られる。書評では、対象とする書籍に関連する古い時代から現代にいたる様々な書籍と作家が幅広く比較評価してある。それらの作家の個性や時代を我々の前に示してくれる。文学の流れも理解できたような気になった。生き生きとした書評を読んでいると、ついその本が読んでみたくなる。

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著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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