14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 472
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430267

作品紹介・あらすじ

「これからの社会をどう生きればいいのか」-子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。

感想・レビュー・書評

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  • 2年ぐらい前からことあるごとに読み返している本だ。タイトルの通り中高生向けに書かれた本ではあるが、読み返すたびに射程はそれ以上に広いと確信を深めている。思う、すっかり<感染>してしまっている。

  • テーマ【本×○○】

    14歳からの社会学 : これからの社会を生きる君に / 宮台真司著
    https://libopac.shoin.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB00055154 (ちくま文庫 ; [み18-6])
    https://libopac.shoin.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB00003197(世界文化社)
    ===========
    本×仕事

    社会学の視点から、身近な題材を取り上げています。
    仕事についての章は衝撃的で、仕事への価値観が覆るほど感銘を受けました。
    「『これさえあれば自分は幸せ』と思えるものは何か。」
    深く考えさせられる1冊です。

  • 昔と今との違いが分かりやすかった。批判ではなく、ただ淡々と事実を述べているから、反感もせずに読めた。

  • 結局、試行錯誤せよってことか。この本に書かれていることすら、それを実践して自分にしっくりくるか、試行錯誤したい。
    女の子を理解する。



  • 仕事
    自分の最低限を知る
    1人が生きるのにそんなお金はかからない
    著者にとっては、本を読んだり、映画を見る時間が生きる上での最低限だった。
    仕事に生きがいを見つける必要はない。

    性愛
    相互の承認
    男性は女性に認められたいと思うなら、まず相手を理解する余裕と努力を見せる

    優しい口調と、簡単な言葉で書かれているので読みやすいが、各章の要旨を把握しておくのは難しかった。
    著者があとがきで言うように、時間を置いて何度か読んでだんだんと理解していくものだと感じた。

  • 現代の問題、そしてそれがなぜ問題であるのかが平易な文章で上手く描かれている。

  • 面白かった。
    これも若いころ読みたかった
    ただこれはあれだな
    夢がない(笑)
    歴史の流れは変えられないというのは
    それに対して自分の存在をどうやって見出せるのかがわからなかった

  • たくさん、書きたいことはあるんだけれども。モデルとなる人を見つけて、意図的に感染し、その人だったらどう考えるかを考えるのとで、人として成長できるというのはすごく良い。特に、宮台さんが少年時代からどういう風に考え成長してきたのかを記すことが、また14歳の人達にその感染源としての宮台さんを差し出してるわけだから。

  • 【14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に】
    宮台真司著、筑摩書房、2013年

    やっぱりそうか、と思った。

    名門私立高校の校長と先日新陽高校にも起こしいただいたSAPIXの高宮代表の講演会の記事を読んだ際に違和感があった。

    SAPIX高宮代表が社会学者の宮台真司が「学ぼうとする時の理由として以下の3つを挙げている」とした。

    1)競争動機(勝つ喜び)
    2)理解動機(わかる喜び)
    3)感染動機(憧れる喜び)

    それを受けて、その校長先生は「うちの生徒は2番目の理解動機です」と説明をしていた。

    読みながら、
    「そうなのかな?」
    と思った。
    宮台真司はそういう思いでこの3つを挙げたのだろうか?自分に照らせば3)の感染動機というのが学ぶ一番の理由だけれどな、と。宮台真司もそういう文脈で著書で書いていたのではないか、ひょっとしたら高宮さんもそれに共感して紹介したのではないか、どうなのかな?と。

    そう思って、本書を手にとってみて、「やっぱりそうか」と思った。

    著者自身は「スゴイ」と直感して学ぶ「感染動機」こそが一番だという。

    それは感染動機が最も「内発性」だからだと。「内発性」とは内側から湧き上がる力で損得勘定で何かを行う「自発性」とは異なるものだとする。

    東大で29歳にして戦後5番目の社会学博士号を取って、首都大学東京で教鞭をとる宮台は語る。
    ーー
    僕の教えている大学に「内発性」によって学ぶ学生はほとんどいない。将来不安にいつも怯える状況が普通になった。これはどうしようもない。もう一つは、誰かに「感染」する機会が失われていることだ。
    ーー

    新陽高校の1年生の出身中学への手紙(コンフィデンシャルDM)を読んでいて気がついたのは、新陽高校に関わる「大人」への言及の量だった。

    先生たちのことを、生徒はよく見ている。
    そして本気で挑戦している大人たちに生徒は感染してどんどん前に進んでいく。そして、学校の面白いところは、今度はその生徒に感染して大人がさらに前に進んでいく。そういうフェーズに新陽高校も入りつつあるかなと思うとこれからがますます楽しみ。

    本書は、
    自由:試行錯誤する
    承認:他社が認める
    尊厳:失敗しても大丈夫
    という自由をめぐるスパイラルなど、人としてどのように社会に関わっていくのが良いか様々な視点で学びがある。

    「14歳から」というが、大人でも充分に面白いし、高校生には納得するところが多いのではないだろうか。

    ちなみに、宮台真司は麻布高校出身。
    校則が
    1)校内での麻雀禁止
    2)授業中の出前禁止
    3)校内で鉄下駄を履いてはならない
    の3つだけとして知られる超名門校。

    麻布高校出身は、面白く尊敬できる人が多い。
    前の文科事務次官の前川さんもそうだ。

    そう考えると、最初に紹介した超名門校の校長先生は、そのあたりも意識してわざと2番と言ったのかもしれない。

    だんだんそういう気がしてきた。
    さすが灘高。

    #優読書

  • 2016.09.15 朝活読書サロン

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著者プロフィール

社会学者。東京都立大学教授。近著に『14歳からの社会学』(世界文化社)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎)など。

「2021年 『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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