14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.51
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本棚登録 : 367
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430267

作品紹介・あらすじ

「これからの社会をどう生きればいいのか」-子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。

感想・レビュー・書評

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  • 現代の問題、そしてそれがなぜ問題であるのかが平易な文章で上手く描かれている。

  • 面白かった。
    これも若いころ読みたかった
    ただこれはあれだな
    夢がない(笑)
    歴史の流れは変えられないというのは
    それに対して自分の存在をどうやって見出せるのかがわからなかった

  • たくさん、書きたいことはあるんだけれども。モデルとなる人を見つけて、意図的に感染し、その人だったらどう考えるかを考えるのとで、人として成長できるというのはすごく良い。特に、宮台さんが少年時代からどういう風に考え成長してきたのかを記すことが、また14歳の人達にその感染源としての宮台さんを差し出してるわけだから。

  • 【14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に】
    宮台真司著、筑摩書房、2013年

    やっぱりそうか、と思った。

    名門私立高校の校長と先日新陽高校にも起こしいただいたSAPIXの高宮代表の講演会の記事を読んだ際に違和感があった。

    SAPIX高宮代表が社会学者の宮台真司が「学ぼうとする時の理由として以下の3つを挙げている」とした。

    1)競争動機(勝つ喜び)
    2)理解動機(わかる喜び)
    3)感染動機(憧れる喜び)

    それを受けて、その校長先生は「うちの生徒は2番目の理解動機です」と説明をしていた。

    読みながら、
    「そうなのかな?」
    と思った。
    宮台真司はそういう思いでこの3つを挙げたのだろうか?自分に照らせば3)の感染動機というのが学ぶ一番の理由だけれどな、と。宮台真司もそういう文脈で著書で書いていたのではないか、ひょっとしたら高宮さんもそれに共感して紹介したのではないか、どうなのかな?と。

    そう思って、本書を手にとってみて、「やっぱりそうか」と思った。

    著者自身は「スゴイ」と直感して学ぶ「感染動機」こそが一番だという。

    それは感染動機が最も「内発性」だからだと。「内発性」とは内側から湧き上がる力で損得勘定で何かを行う「自発性」とは異なるものだとする。

    東大で29歳にして戦後5番目の社会学博士号を取って、首都大学東京で教鞭をとる宮台は語る。
    ーー
    僕の教えている大学に「内発性」によって学ぶ学生はほとんどいない。将来不安にいつも怯える状況が普通になった。これはどうしようもない。もう一つは、誰かに「感染」する機会が失われていることだ。
    ーー

    新陽高校の1年生の出身中学への手紙(コンフィデンシャルDM)を読んでいて気がついたのは、新陽高校に関わる「大人」への言及の量だった。

    先生たちのことを、生徒はよく見ている。
    そして本気で挑戦している大人たちに生徒は感染してどんどん前に進んでいく。そして、学校の面白いところは、今度はその生徒に感染して大人がさらに前に進んでいく。そういうフェーズに新陽高校も入りつつあるかなと思うとこれからがますます楽しみ。

    本書は、
    自由:試行錯誤する
    承認:他社が認める
    尊厳:失敗しても大丈夫
    という自由をめぐるスパイラルなど、人としてどのように社会に関わっていくのが良いか様々な視点で学びがある。

    「14歳から」というが、大人でも充分に面白いし、高校生には納得するところが多いのではないだろうか。

    ちなみに、宮台真司は麻布高校出身。
    校則が
    1)校内での麻雀禁止
    2)授業中の出前禁止
    3)校内で鉄下駄を履いてはならない
    の3つだけとして知られる超名門校。

    麻布高校出身は、面白く尊敬できる人が多い。
    前の文科事務次官の前川さんもそうだ。

    そう考えると、最初に紹介した超名門校の校長先生は、そのあたりも意識してわざと2番と言ったのかもしれない。

    だんだんそういう気がしてきた。
    さすが灘高。

    #優読書

  • 2016.09.15 朝活読書サロン

  • インパク知1・1
    かかった時間150分

    難しいことを子どもに伝えようとすると、よりややこしくなるパターンがあるけど、まさにそれ。いろいろキーワードは散りばめてあるし、筆者自身の経験も書いてあるけど、1冊読み終わるまでずっとしっくりこなかった。
    うーん残念。

  • 積読していた本。
    前はもっと読みたかったはずなんだけど、あまり興味が持てずに読むのを断念。
    読むにあたっての目的意識がぼやけているからかもしれない。
    8つの大きなトピックスに対して語り口調で解説がなされている。

    p30「共通の目標があった時代には幸せについての考え方も共通していた。『いい学校・いい会社・いい人生』。親や先生は子どもにそう言ったし、子どもも疑わなかった。だから、みんながんばった。」

    は、本当にその通りでもう少し前に生まれていれば、世の中もっとわかりやすかったのに、って少し思う。

    そして、頑張り方がわからずに、資格とかのわかりやすいカタチを求めたくなる自分がいるのを感じる。
    いや、資格が悪いわけじゃないんだけど、実際に一つ資格を取って見てわかったのは、資格を取ったからってすぐに道が開けるほど今の世の中は、分かりやすくはないってこと。

    よく分からない道を、
    よく分からないながら信念を持って、
    愚直に一つずつ小さい山を越えていくところに、
    「承認」があり、「尊厳」すなわち「自分はOK」の感覚(p36)があるんだろう。

    今の時代、そう覚悟を決めて生きるしかないんだって再確認できたところは良かった。

  • 宮台真司さんの本は、めちゃめちゃ難しいのとめちゃめちゃフランクなのが両極端にあって、差が激しい。この本は宮台さんの難解な部分をほどよく削ぎ落とし、分かりやすさを重視してある。かつテーマは本質的でフランク過ぎないものとなっているのでバランスのいい名著だと思う。宮台さんの着眼点は自分には思いつきづらい鋭いものであり、かつ深く納得できるものが多い。

  • 著者の主張とその根拠が全く刺さらなかった。独りよがり、感覚的、という点で、自分の価値観と沿わなかったため評価は低い。

    人が幸せになるには、
    ・自由→自分で選択できる→そのための力を有している
    ・尊厳→他己が認めてくれること→自信をもてる
    という点は共感

  • 社会学ってどういうことをやっているかよくわからなかったけど、こういうことを考えている学問なんだ。

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著者プロフィール

社会学者。首都大学東京教授。著書に『日本の難点』(幻冬舎)、『どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント』(二村ヒトシ共著/KKベストセラーズ)ほか多数。

「2017年 『子育て指南書 ウンコのおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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