ぼくは散歩と雑学がすき (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2013年3月1日発売)
3.35
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本棚登録 : 312
感想 : 12
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784480430434

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!
    JJが色々な面白いもの、ヒップな姿勢を様々な雑誌や本を紹介する中で教えてくれる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ヒップな姿勢を」
      かなり背伸びして、片っ端から読んだり聴いたりしようと志したけど、、、全然だったなぁ~
      でも、古書店とかで見つけたりすると...
      「ヒップな姿勢を」
      かなり背伸びして、片っ端から読んだり聴いたりしようと志したけど、、、全然だったなぁ~
      でも、古書店とかで見つけたりすると。焦って買って読んで自己満足に浸ってました。。。
      2013/06/03
  • この作品の中の本を読みたくなる、映画を見たくなる、状況にわくわくする。文章や映像や音楽や人の表現したものがすきな人なのだなというのが伝わる本。40年、50年も前のものなのにイキイキわくわくしてる。

  • アメリカン風俗インジャパン
     TSUTAYAのフェアで。
     な、な、な。ヒップとスクエアからはじまる話題は、意味がわからない。ヒップがハイカルチャーで、スクエアがサブカルチャー? 調べたら、スクエアが角張った=かたくるしい人、ヒップが流行追ひかけ人だった。

     アメリカ風俗がオシャレだとおもってるひとにはうってつけで、しかしアメリカ人はさうはおもってないから不思議なものだ。
     「丸谷才一氏へ」とあり、丸谷のイギリスかぶれとおなじやうなもんか。となる。

  • 考え方や文体が非常に苦手だった。

  • あまりに自分の知らないことの連続で、最初から最後まで圧倒されてしまった。
    だいぶ前に書かれた作品だけれど、内容は現代にも通ずるものばかりで驚いた。
    麻薬、人種差別、格差社会、LGBTQ...等々。

    難しいけれどおもしろい。
    小説から話題を引いてくるものもあれば、雑誌からということも多くて、いかに今の現状を言葉にして発するか、ということに力を入れていて、1940〜60年にかけて、海外メディアが日本よりもだいぶ先を歩んでいる気がした。

    まだまだ知らないことが多すぎて途方に暮れてしまう。
    植草さんは“雑学”なんて言ってしまっているけれど、あって困るものなんてないのだなぁと反省と、これから先どうしようかという気持ちと。

  • 処分日2014/09/20

  • 「ぼくのおじさん」ことJ・J氏のデビュー作、になるのかな。好奇心旺盛かつ軽妙な語り口はこの頃からすでに確立されていたようで、当時としては新鮮だっただろうなぁと思う。
    話題もあっちこっちの海外事情を飛び回り、ファッショナブルなものからきな臭いもの、はたまたゴシップのようなものまで興味の赴くままといったところ。あまりまとまりがなくやや散漫な印象も受けるが、それは先駆者だからこそ、ともいえるだろう。

    サブカルチャーや時事ネタを多く話題にしているだけに、作中で挙げられている固有名詞があまりわからないままに読んだ。しかし、おそらく当時のこの本の読者たちもわからないままに読んでいただろうと思う。
    それでも、なんかわからないけどかっこいいな! と思いながら読んでいたそのワクワク感を羨ましいな、と感じる自分がどこかにいる。

    圧倒的に新しいものは、人をいつだってワクワクさせる。J・J氏はそういうものを教えてくれる「ぼくのおじさん」だったのはないだろうか。

  • 2013年4月10日 2刷、並、カバスレ、帯なし、ちくま文庫
    2014 年6月24日伊勢BF

  • 1970年刊行のJ・J氏の代表作エッセイ集。当時のアメリカの映画、小説、音楽から風俗、政治まで独自の視点でダイレクトに伝える。40年経っても十分楽しめる内容。

  • さいこうだぜ

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著者プロフィール

1908年、東京生まれ。文学、ジャズ、映画評論家。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』で日本推理作家協会賞受賞。おもな著作に『ぼくは散歩と雑学がすき』『ワンダー植草・甚一ランド』など。1979年没。

「2015年 『ひんやりと、甘味 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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