半年で職場の星になる! 働くためのコミュニケーション力 (ちくま文庫 や 31-2)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430595

感想・レビュー・書評

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  • 「後進にちゃんとした報連相を教えるために読んでいるのだ!」というのは表向きの理由で、自分もちょっといろいろ確認したいことがあるから買いました。正直、報連相がヘタです。でも職場の星になろうなどと大それたことは考えておりません。四等星ぐらいで何ら問題ありません。

    やはり体系だてられているものはありがたい。

    しかし辻野さんの「グーグルで必要なことは~」を合わせて読んでいたせいか、辻野さんはあんまりこの通りに出来ていないかも(笑)と思いました。まあそれは当然です。この内容はおそらく社会人ルーキー~3年生ぐらいが習得すべき内容なのだと思いますので、辻野さんクラスはそれをブレイクスルーする必要があると思いますから。しかしまずは「周囲の人に可愛がられろ!」ということなのです。たぶん。

    いやあコミュニケーションって本当難しいですねえ。

  • 分かりやすく書かれていて、とても参考になった。
    早速実践したい。

  •  自分が若いときに読んでいたら、もう少し違っただろうなと思うことが多くて驚いた。職場で悩みを抱える新人は少なくないと思われるけれど、そのなかには、上司や会社とのコミュニケーションに問題が生じていて、実は双方が頭を抱えているということもある。

     本書は若者が嫌うような説教としてではなくて、実際的に自分が上手く立ち回れるように、そもそも論のレベルからアドバイスがなされていると(私は)思うし、そのための具体的な方法として、お詫びの仕方や説得の仕方など、様々なシチュエーションに応じた説明もなされていて、文庫ながらバランスがとれていると思う。

     ともすればこの手の本は理想化された「べき論」に終止して現実には役に立たないこともあるのだが、本書は言葉のいずれもが経験に裏打ちされていて、実際的で役に立った。悩みのある新人、特に「自分は志があるのに、なぜか上手く行かない」という方におすすめしたい。

  • とにかく読みやすい。
    「新人」向けのように書いてあるが、ちょっとずつ組織が見えてきた(ような)今だからこそ読めることが多いように感じる。

    自分の中で大切にしていかなければいけないと感じていることを、正確に言葉にしてもらった感じ。
    周囲とのコミュニケーションを通して、組織をより良くしたいと感じている多くの人に学びがあるだろう。

    また、「目標を立てよう!」で終わりそうなところ、その立て方まで簡潔にまとまっているところもとてもいい。

    何度も読み返したい。

  • 自己啓発
    ビジネス

  • この本を読んで、あー会社ってなんてめんどくさいところなんだと感じた同時にものすごい嫌悪感を持ったが、自分が未熟な証拠と受け取って、フィードバックしていきたい

  • ①目標設定は3観点(仕事理解、社会理解、自己理解)をもとにする
    ②言語化する
    ③まとめて腑に落とす

  • 同じ著者の「あなたの話はなぜ「通じない」のか 」がメルマガで紹介されていて読もうと思ったのだが、それ以上にこちらのほうが読んでみたくなったので、手にとることとした。

    20 Evernote
    あなたにお祝いのメッセージが届いたとする。それぞれの発信者を思い浮かべながら読んでほしい。
    おめでとう(イチローより)

    おめでとう(連続強盗殺人犯より)

    おめでとう(母より)
    言ってることは、全て同じ「おめでとう」の五文字なのに、「だれが言うか」であなたに与える印象がガラリと違う。嬉しいか嬉しくないかさえ違ってくる。(中略)
    まずは「あなたのメディア力=信頼性」を日々のコミュニケーションを通じてコツコツと、高めていこう。

    44
    新人よ、上司を説得するな!
    いまの、あなたにとって「説得力=人を変える力」ではない。「人を認める力」だ。上司を理解しろ、そして、認めろ!

  •  やらなければならないことを把握して、自分のできることをそれに合わせていくように勉強する。自分のやりたいことをそれに重ね合わていく取り組めば、自然に能力がついて、周囲の信頼を得られ、意見も通りやすくなる

    「目標がはっきりしていて、それが、組織や社会とリンクしている人は、おのずと言動も一致してくる。”自分信頼性=メディア力”に、コツコツと貯金がたまっていき、やがて社内外の人々の信頼を得ていくはずだ…信頼の絆ができたとき、あなたの発信も仕事も、グンと届きやすくなる。そこからが、あなたの出番だ。」

     実は私、この本の前に、ズーニーさんの“「働きたくない」というあなたへ”という本を読み始めたことがありました、それは途中で挫折して見失ってしまったのです。何か、妙に固定観念に縛れている感じで押し付けがましかったんですよね。それに比べると、この本は誰にでも受け入れられる信念に支えられていて、良いと思います。

    「会社に勤めている人は、会社を通して社会と繋がっている。仕事をして給料をもらっているというわけではなく、会社を通して社会に貢献することで、その見返りとして収入を得ている。」これは、私の言葉で言換えたことですが、ズーニーさんのそんな哲学が伝わってくる内容でした。だから、自分がやりたいことと、会社に期待されやらなければならないことを可能な限り一致させるように努力して、できることにしていかなければならない。それが貢献の最大化!

  • 会社を選んだ以上、分業を選んだのだ。分業を選んだ以上、他の持ち場とわかり合うために、コミュニケーションに骨身を砕くのは当たり前だ。なぜ、そうまでしてチームで仕事をするのか。それは、個人では一生かかってもできない規模で社会に働きかけるためだ。

    まっとうな会社、まっとうな職場、まっとうな社員、まっとうな仕事。最近、問題指摘本を読むことが多いせいか、すがすがしく思えました。

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著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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