ブンブン堂のグレちゃん: 大阪古本屋バイト日記 (ちくま文庫 く 25-3)

  • 筑摩書房
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430939

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!!
    近所の古本屋で110円で発見、即入手しました。嬉しい。
    いやもう、全くもって同世代で、同時期に同じところに居たのだと、この本を読んで確信。学生時代、掘り出し本を探して、時間があればこのあたりをうろついていました。ウェブのない時代ですからねぇ、ネタ探しで図書館にすらない本を求めて三千里(あははは)。もちろん趣味の本もついつい買うわけですが。この頃に買い貯めたコレクションは実家に置いてますが、今とは微妙に趣味が違って、ちょっと黒歴史だったりしたりしてねぇ(笑)。もちろん今でも好きな分野もあるんですが、迷って買わずに、後でめっちゃ後悔した本とか、手持ちの現金が足りんで買えんかった本で後悔したこととか、今でもめっちゃ覚えてるねぇ。もちろん、会心の一撃で買った本とかも覚えてますが(笑)。全てが懐かしすぎて、うんうんとヘッドバンキングというか、ラタラタさんみたいに頭ブンブン振ったり、目頭抑えて「くーーーっぅぅぅ」って変な声だしたりしてしまいましたわ。
    もう、長〜〜〜〜〜いこと大阪の古書街を歩いてませんが、今度大阪に行く機会があれば、なんとか時間をひねりだしてでも、ウメダとテンマを歩きたいねぇ。懐かしなぁ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      jubeさん
      「阪急古書のまち(かっぱ横丁)」は、紀伊國屋の方へ移り敷居が高くなった感じ、、、天満と言うより天神橋筋商店街周辺の古本屋さんも...
      jubeさん
      「阪急古書のまち(かっぱ横丁)」は、紀伊國屋の方へ移り敷居が高くなった感じ、、、天満と言うより天神橋筋商店街周辺の古本屋さんもコロナを乗り越えられず閉店しちゃったトコロも。。。

      猫も足繁く通った筈なのに、グレ様ぽい人の記憶はありません。
      2023/05/08
    • jubeさん
      猫丸(nyancomaru)さん
      コメントありがとうございます
      うええええん(涙)
      予想はしておりましたが、、やはりなのですね。長らく...
      猫丸(nyancomaru)さん
      コメントありがとうございます
      うええええん(涙)
      予想はしておりましたが、、やはりなのですね。長らく故郷をはなれているので、現在の姿が想像できません(笑)
      旅先でも時間があれば調べて古書店や古書街に立ち寄るんですが、無い!ということも多いです。現在在住の土地でも、昔情報では出てくるものの、現在は消失しているお店も多く。リユース本チェーンに圧されてる感あります。文庫本と漫画ばっかり、それはそれで好きではあるんですが、、
      古書おたく的には寂しいかぎりです(涙)
      2023/05/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      jubeさん
      一期一会ですよね、、、
      だから古書は買ってしまう。嗚呼
      jubeさん
      一期一会ですよね、、、
      だから古書は買ってしまう。嗚呼
      2023/06/08
  • お気に入りの一冊なので、やっぱり文庫版も持っておこうと購入。何度読んでも面白い。18歳の乙女だというのに、なぜか古本屋が似合ってしまうグレちゃんが好きだ。古書店の店主やバイトの皆さん、お客さんたち、みんな変わり者なんだけど、それでも、ごく普通の日常をこんな楽しめる話にしてしまうところがすごい。ほんわかまとめたりせず、自虐的でもない、こういう描き方ってそんなに多くないと思う。

    阪急古書のまちへは、グレちゃんがバイトしていた頃にもたまに行ってたから、もしかしたら見かけてたのかもしれない。古書店って、格調高い店は恐れ多くて入りづらいし、カジュアルな店だとエロ本(アダルトなんてソフトな言い方はまだなかった)がドバッと置いてあったりして落ち着かなくて、あんまりしげしげと通ったわけじゃない。でも、あの独特のくすんだ感じがいいなあと思う。古書のまちは移転して見違えるほどきれいになったらしいが、一度も行ったことがない。だから私の頭のなかではまだガード下にあって、古ぼけた看板がかかっている。

    そうそう、生田耕作先生がお客さんとして登場するんだけど、グレちゃんが描くとおり、本当にマントを着て風に吹かれて歩いているというイメージの人だった。懐かしい。

  • 大阪の古本屋はおもろい。ぴっかぴかのサトウさんまだいるかな?

  • グレゴリ青山さんの本は昔から好きで、特にこの本は古本屋の日常をしっぽりと、それでいておもしろおかしく描かれていて、自分の中でも興味深い一冊だった。

  • グレちゃんが古本屋さんで、現実と妄想世界を行きつ戻りつ、地味なんてとんでもない、深く濃い青春を炸裂させる姿は神々しい迄に笑える。
    鋭い観察眼を、ツボに効くユーモアにくるんで織りなす、古本臭豊かな愛すべきオトメデイズ。
    自分の妄想癖を肯定できる安心な良書(笑)。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「鋭い観察眼」
      読んでて頷いてしまいますよね!
      私にとっては、よく利用させて貰った界隈なので、またヒトシオです。。。
      「鋭い観察眼」
      読んでて頷いてしまいますよね!
      私にとっては、よく利用させて貰った界隈なので、またヒトシオです。。。
      2014/03/10
  • '80年代半ばくらいに19歳くらいだった著者グレちゃんがバイトしていた、大阪梅田の古本屋を舞台にしたエッセイコミック。
    古本屋で働く人々や買いに来る人々の生態は面白く、うら若きグレちゃんが、そんな濃ゆい世界で社会勉強したり趣味の世界を爆走したりしながら専門学校に通って、身のふり方を考えたりする姿も、まあ面白い。たくさんクスッとできました。
    個人的には、グレちゃんさんの趣味趣向とは好みが合致しないようで、彼女の好きな本とか画家とかにはあまり興味がわかなかった。
    古本屋時代の漫画は実はこの本の6割くらいで、後半はグレゴリさんの作品やおまけ漫画。前半だけでも良かった。

  • 萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡: 三月記(仮題)
    http://3gatsu.seesaa.net/article/476580882.html

    筑摩書房 ブンブン堂のグレちゃん ─大阪古本屋バイト日記 / グレゴリ青山 著
    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480430939/

  • 単行本が出たときに読んだのだけれど…。追補もあったし、再読しても面白かった。

  • 18歳のうら若きグレちゃんが選んだバイト先は大阪の古本屋、ブンブン堂(仮名)。店長をはじめ古本をこよなく愛する、熱気と個性あふれる業界の人たちとのちょっと風変わりで痛快な交流を、実体験をもとに描いたコミック・エッセイ。古本愛好者ならにやりとするオタクネタも満載。文庫化にあたり、情報を最新のものにあらためた。巻末にお楽しみ付録付き。(裏)

  • 古本屋さんにはそれぞれ顔がある。もちろん新刊書店にも顔はあるが、毛色は随分と違う。なんか頑固親父な感じ。嫌いじゃない顔だ。大型新古書店には顔がない。のっぺらぼうだ。バラフィン紙のかけてある古書にはブルースを感じる。天満橋に行けば、神保町とはまた違った景色が見れそうだ。

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著者プロフィール

京都生まれ京都在住のマンガ家、およびイラストレーター。『グだくさんのグ!!』『スケオタデイズ』をきっかけに、フィギュアスケートファンのフォロワーが急増中。

「2016年 『スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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