動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健 (ちくま文庫)

制作 : George Orwell  開高 健 
  • 筑摩書房
4.05
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本棚登録 : 485
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431035

感想・レビュー・書評

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  • 簡単な言葉や表現で難しいテーマを扱っている。
    名作たる理由を感じた。
    読もうとして読めていなかった1984年も読んでみたい

  • 2016.05.01 『生きるための選択』で、北朝鮮の比喩として言及されている。
    2016.12.16 トイアンナのブログでも見つける。

  • 人間から権力を掌握した、動物だけの農場。そこで起こった、だれも想像していなかった展開とは!世の中に蔓延る異常な習慣や日常。それらを動物の世界に置き換えてみた、ブラックユーモアたっぷりのストーリーです。

    大きくいえば政治風刺、小さくいえば職場風刺。動物たちに占領された農場を舞台に様々な人間の生き方を社会風刺した本作は、今話題の漫画大賞受賞作品『ビースターズ』にも通じるものがある気がします。

    『1984』で有名なジョージ・オーウェルですが、本作もお勧めです。

  • 「1984年」が予約待ちだったので、その前に読んでみることに。

    皮肉いっぱいの短編で、結構ざっくりと恐ろしいことを言う寓話だけど、どんどん狂気めいてくる豚たちと取り巻きの犬の様子、無知なその他の愚かさが、狂気を加速させている。
    働き詰で倒れた馬が、廃馬業者に持っていかれるところは、馬が身近な自分としては非常に苦しいシーンだった。
    (でも今の日本でも、家畜は死んだら産廃になる!!!なんという酷い扱い!!)

  • 革命が起きる時のすべての登場人物が揃っている

  • いわゆるディストピア作品と呼ばれるものの一部になるのか。
    途中まで、おぉ!となったが後味は悪く自分には合わなかった作品。

  • プレゼント本:茂樹さん

  • 当然寓話だとしても、豚が穀物を栽培したり、家屋を補修したりするのはどうなのだろう。
    いわんや、人間と争いや商取引など…

    また、動物たちが飼い慣らされていく過程をその心境をもう少し丁寧に描ければ更に興味深いモノになると思う。

  • トランプ大統領就任に伴いオーウェルの「1984年」が注目されているらしい。わたしは余り「1984年」は面白くなかったので、オーウェルの「動物農場」を読んでみた。

    家畜として暮らしてきた動物たちが、農場主を追い出して理想の共和国を築く。
    しかし、豚が次第に独裁者となっていき、他の動物たちは考えることもなく従う。

    この作品に描かれる動物たちの理想の共和国とは勿論わたしたち人間の社会のことだ。
    何らかの不満が爆発すると、それまでの体制を崩し理想の国家を築こうとする。
    不満も理想も同じだったはずの仲間の中で、リーダーが現れ、そのリーダーが自分に都合の良い政治を行う。
    愚かな民衆は、いつからどこがおかしくなったのかもわからない。リーダーを妄信する者、不満を抱えながら従う者、昔を懐かしみ逃げる者、我関せずと傍観する者、みんなのためにひとり耐える者、様々な人間がいる。

    ひとは結局、見たいものを見、信じたいものを信じる。
    現実を正しく認めることが出来るひともいるが、多くはそうではない。
    自分が何に対してどう思っていたのか、どうしたいのかさえ曖昧になってしまう。
    多くのひとと同じものが見えていたいし信じていたい。それが楽だから。
    そして知らないうちに溜まった不満は、自分以外の誰かのせいにしたい。それが楽だから。
    具体的な目標も手段も考えないため、また何処に向かって何をすればいいのかわからなくなる。
    そして、見たいものを見、信じたいものを信じる。
    この繰り返し。

    この作品は140ページ無い短い作品だ。
    動物を描く寓話性のある作品でいながら、何について書かれているか簡単にわかる恐ろしい作品と言える。
    平易な文章で読みやすく、問題点もわかりやすく面白い。
    日本人はアメリカ大統領のことやイギリスのEU離脱に関して他人事で、アメリカ人は駄目だ、イギリス人は馬鹿だと言っている。でも日本人も全く同じだ。
    見たいものを見、信じたいものを信じる自分に気づいて現実に目を向けなければ、未来は暗いままだ。

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著者プロフィール

1903-50 インド・ベンガル生まれ。インド高等文官である父は、アヘンの栽培と販売に従事していた。1歳のときにイギリスに帰国。18歳で今度はビルマに渡る。37年、スペイン内戦に義勇兵として参加。その体験を基に『カタロニア讃歌』を記す。45年『動物農場』を発表。その後、全体主義的ディストピアの世界を描いた『1984年』の執筆に取り掛かる。50年、ロンドンにて死去。

「2018年 『アニマル・ファーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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