小津安二郎と「東京物語」 (ちくま文庫 き 18-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431295

感想・レビュー・書評

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  • 「小津の映画はいいかい?」
    「いいね。」
    「いいって、どんなところが?」
    「どんなところって…いいんだよ。」
    「この本はどうだい、いいかい?」
    「いいね。」
    「どんなところが?」
    「いいんだよ、ちょいと。ただこの本は東京物語観てないとどうしようもないね。」
    「ないかい?」
    「ないね。」
    「この感想も映画観てないと全く意味わからないんじゃないかい?」
    「ないね。」


  • 【選書者コメント】名作『東京物語』の誕生秘話をコンパクトに凝縮した文庫本。
    [請求記号]7700:1348

  • 資料をもとに制作過程を分析するのもこれはこれでありですね。

  • 小津がいかにして『東京物語』を作り上げたかに迫るノンフィクション。
    脚本の執筆にはかなり時間をかけていたことがわかるし、ロケハンもしっかり時間をかけて現場のイメージを作り上げていたようだ。

  • 先日初めて「東京物語」を観て、当時の評判はどうなのかなとか、制作過程はどうなのかなと思っていたら、ぴったりの本が昨年出ていました。ストーリーの組み方や当時の新聞雑誌からの引用など、調べたかったことがまとまっていて面白かったです。

  • 小津にも東京物語にも興味のない人には面白くないと思いますが,感動した人にはこのようにして作られたのかと凄く面白いと思います。特に笠,香川,原が尾道にロケに行った件は,初めて知りました。

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著者プロフィール

貴田庄(きだしょう):1947年青森県弘前市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。専門は映画史、西洋美術史、書物工芸史。著書に『小津安二郎のまなざし』『小津安二郎の食卓』『小津安二郎東京グルメ案内』『小津安二郎と「東京物語」』『原節子 あるがままに生きて』『原節子物語 若き日々』『志賀直哉、映画に行く』『高峰秀子 人として女優として』『西洋の書物工房』『マーブル染』『レンブラントと和紙』など多数。

「2023年 『小津安二郎と七人の監督』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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