自然のレッスン (ちくま文庫 き 36-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431370

感想・レビュー・書評

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  • 自然の中で暮らすことはできなくても、なるべく自然に近い生き方をしたい!
    あとは、食べ物と食べ方が全てだなぁと思った。

    ••┈印象に残ったフレーズ(まえがきより)┈••
    ひとびとが憎しみ合うだけでなく、ついには自然そのものに攻撃の手をのばし、丘をはぎ、木々をなぎたおして、山を裸にし、山々は醜い傷口をさらし、水や食べものに毒を入れ、なにごともなかったかのように、平然と肉をくらう。ただひとの食物になるためだけにこの世に生まれてくる動物たち。
    いったいこんなことが自然なのだろうか?

  • どういう靴を選ぶかが人生を左右する。
    足はあたたかく、頭はつめたく、食事に気を付け、深く考えるな。
    「正しい食事」と「何か腹にたまるもの」とは全く別物です。自分が何を食べているかを、もし知らないでいるなら、何も食べないほうがずっと体にはいい。
    飲食が仕事なので考えさせられる部分が多かった。
    1986年出版で2021年の今、食の安全、自然との関わりと問題は変わってないどころか、益々酷くなってる。

  • シンプルに、ナチュラルに。
    自然の一部として暮らすポイントを、短い文章でたくさん紹介してくれる1冊です。
    本書で紹介されていることを実践したり、意識したりすることで、無駄なものをそぎ落とし、身体も心もデトックスできそう。
    ズボラな私には全部を実践することは無理なので、できそうなものをいくつか、生活の中に取り入れたいと思いました。

    食べることや眠ること、そういった人間の欲求に基づくことが自分を作っているのだなぁと改めて実感させられました。
    また、自然のサイクルに逆らわずに健やかな生活を送ることが、現代ではがんばらないとできないのかも…ということに気付き、寂しい気持ちにもなりました。
    贅沢でなくていいから、身体も心もいきいきと暮らしていきたいなぁ。

    落ち込んだ時には、第1章「こころのレッスン」のページを開こうと思います。

  • 自己啓発本は苦手だけどこれなら読める。曽我部さんのあとがきにもあったように、手元においておいて、また読み返したい。

  • 1番大切にすべきもの

  • 自然と自分との関わりを見つめ直してみたくなる一冊
    声なき声に耳を傾けて五感で生きるとは?
    美しいか美しくないか?自然か自然ではないか?
    自分の立ち位置をハッキリと決めていると気持ち悪い感覚や迷いが減って生きやすくなるのかもしれない。
    第二章のからだのレッスンは養生訓みたいで日常にも取り入れてみたいと思った。
    無意識に働きかける仕掛けでポエム形式で書かれている。
    ふとした時、繰り返し本を開いてみたくなる一冊である。

  • 1980年代に書かれた生活アドバイス格言集。
    役立つ格言がたくさん載っています。
    一方、ウェブのまとめサイトやライフスタイル誌、自己啓発書が乱立する昨今にこの本を読んで新鮮なアドバイスを得られたかというと、あまりないかな、って感じでもありました。
    個人的には3章の食べ物レッスンが一番役に立ちました!

  • 自然に感謝する
    自然から学ぶ
    自然に生かされる
    自然に生きる

    人間も自然の一部
    自然を味方につけたら、きっと今より生きやすい毎日に変わるはず。
    シンプルかつ丁寧に、生かされていることを実感しながら愛しい日々を過ごしたいですね。

  • 詩のような文面だからこそ心に響いてきます。
    「こんなのできるわけないやん」と即座に反応する自分に度キッ。
    それだけ自然に反した生き方が染みついてしまっているということの表れ。
    できることから一つずつにでも生活に取り入れていきたいです。
    時折、振り返りのために読み返すべき一冊。

  • 2015.9.22
    横で眠る2歳の息子をみて思った。いつからわたしの生活はこんなに不自然でゆがんでしまったのか。地球の自然、心の自然、体の自然に素直に従えばとてもシンプルでいい生き方ができると思わせてくれた。意識的にでも毎日自然に触れて感じて、自然の、大きなものの一部だというイメージを持つ。心と体が感じていることに素直に正直になるように心がける。食べ物を正しい目できちんと選んで食べる。まずはここからはじめよう。

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著者プロフィール

北山耕平(きたやま・こうへい):1949年神奈川県藤沢市生まれ。『WonderLand』(のち『宝島』と改称)創刊メンバー。1975-76 年『宝島』編集長。76年『POPEYE』創刊に参加後、渡米。同誌特派員としてアメリカ、ロサンゼルスに4年間滞在。70年代後半の西海岸で「ニューエイジ」の勃興に立ち会い、ローリング・サンダー(メディスンマン)と出会い、ネイティブアメリカンの精神を伝える。著書に、『自然のレッスン』『地球のレッスン』(太田出版、ちくま文庫)、『ネイティブ・マインド』(地湧社)、『雲のごとくリアルに[青雲編]』(スペースシャワーネットワーク)など、訳書に『虹の戦士』(ウィロヤ+ブラウン、太田出版)ほか多数。

「2022年 『北山耕平青春エッセイ集 抱きしめたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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