グレン・グールド: 未来のピアニスト (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431967

感想・レビュー・書評

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  • グールドファンにはたまらない。本書はとくに、グールドがコンサートピアニストを引退して、スタジオピアニストになるまでをかなり詳細に追っている。
    グールド研究書は数多あるけれど、本書を読むに当たっての醍醐味は、著者自身がピアニストである点。
    さらに、グールドファンが書いた研究書が多い中、著者はさしてファンでもなく、残された音源を客観的かつ批評的に分析している点だろうか。
    自分はこれまで、グールドを「クールな」ピアニストとしてだけ聴いてきたが、本書では、グールドが実は「ロマンティックな」ピアニストでもあったという事実がていねいに炙りだされていて面白かった。また新たな一面からグールドを聞きなおすことができそうだ。

  • さまざまな逸話がついてまわるグールドの、色眼鏡を取りさった、本来の姿に迫っていて、興味深く読めた。グールドの中に流れていた音楽や、理想として目指そうとしていた音楽、演出によって作り出された音楽など、グールドを構成していたたくさんの糸が丁寧に紐解かれたようだった。自分にとって、初めてのグールドに出会い、読後はとても新鮮な気持ちになった。
    巻末には小山実稚恵さんによる解説もあり、グールドの音楽の魅力がより一層伝わってくる。

  • 141019

  • 若い頃グールドの透明感溢れる演奏に、感銘を、、、

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    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480431967/

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著者プロフィール

ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。一九九〇年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、『翼のはえた指 評伝安川加壽子』で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイスト・クラブ賞、『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、『ロマンティック・ドビュッシー』でミュージックペンクラブ賞を受賞。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事。

「2018年 『ドビュッシー最後の一年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青柳いづみこの作品

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