- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480431967
感想・レビュー・書評
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グールドファンにはたまらない。本書はとくに、グールドがコンサートピアニストを引退して、スタジオピアニストになるまでをかなり詳細に追っている。
グールド研究書は数多あるけれど、本書を読むに当たっての醍醐味は、著者自身がピアニストである点。
さらに、グールドファンが書いた研究書が多い中、著者はさしてファンでもなく、残された音源を客観的かつ批評的に分析している点だろうか。
自分はこれまで、グールドを「クールな」ピアニストとしてだけ聴いてきたが、本書では、グールドが実は「ロマンティックな」ピアニストでもあったという事実がていねいに炙りだされていて面白かった。また新たな一面からグールドを聞きなおすことができそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さまざまな逸話がついてまわるグールドの、色眼鏡を取りさった、本来の姿に迫っていて、興味深く読めた。グールドの中に流れていた音楽や、理想として目指そうとしていた音楽、演出によって作り出された音楽など、グールドを構成していたたくさんの糸が丁寧に紐解かれたようだった。自分にとって、初めてのグールドに出会い、読後はとても新鮮な気持ちになった。
巻末には小山実稚恵さんによる解説もあり、グールドの音楽の魅力がより一層伝わってくる。 -
141019
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グレン•グールドについて知りたい人は、まずこれを読むのがいいかも!
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グレン・グールド 生誕90周年・没後40年 特別企画 2022年9月~2023年2月
https://tower.jp/site/arti...グレン・グールド 生誕90周年・没後40年 特別企画 2022年9月~2023年2月
https://tower.jp/site/artist/glenngould
Who is Glenn Gould? グレン・グールドとは何者だ 〈エントランス・ショーケース展示〉 アカデミーヒルズ
https://www.academyhills.com/note/report/2022/2210entrance.html2022/11/18
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