杏のふむふむ (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
4.01
  • (143)
  • (219)
  • (113)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 1841
感想 : 207
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480432360

作品紹介・あらすじ

「杏のふむふむ」は女優としてドラマや映画などで活躍する杏がこれまでの人生のことや今の思いなどを率直に綴ったエッセイ集です。
子供時代のことや歴女といわれるほど歴史に精通するようになった経緯なども書かれており、杏のファンには必読の一冊です。ライトなエッセイですので、非常に読みやすく、わかりやすい文章です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 歴女と読書人で知られる女優の杏さんのエッセイ。文庫本化をきっかけに手元に入手しました。

    子供の頃から、高校生、ニューヨークでのモデルスタート、女優として活躍されるまでの杏さんのありさまが、楽しいエッセイとかわいらしいイラストとともに、よーく伝わってきます。

    ちょっぴり色黒、痩身で小顔の杏さん、今ではいろいろなドラマに活躍されていますが、エッセイを通じて杏さんの考え方、逞しさに触れて、今まで感じてきた女優杏とは違った一面を見ることができました。

    ちなみに、”ふむふむ”は杏さんが土曜深夜のJ-WAVE ラジオ番組BookBarで発見した、微妙なあいづちだとか。確かに大倉さんとのトークで、”ふむふむ”と聞こえます。

    本書を読んだ後、「クメール織物」のエッセイにも出ていた森本さんの紹介が”世界不思議発見”でもあり、なんと偶然な本との出会い、とおまけもありました。

    今年初め「ごちそうさん」で共演された東出さんとご結婚され、ますます充実している杏さん、更にファンになってしまいます。応援します。

  • モデルで女優の杏さんのエッセイ。
    ブク友さんの本棚をボ〜ッと眺めていたら、急に読みたくなって図書館で予約。

    素直で明るい感じの人柄が伝わってくるエッセイでした。

    マイペースながら、気配りができるところが
    もともと外交的な方なのだなと思いました。

    イラストがかわいいなと思ったら、ご本人が描かれているようで多才な方だなと思いました。

  • 人との出会いをテーマに描かれたエッセイ。

    真面目で努力家、とっても魅力的な女性だなぁと思いました。
    どの出会いも素敵で、素敵な人には素敵な人が、素敵な縁が巡ってくるのだぁと思いました。
    優しくてあたたかい気持ちになり、読んでいてとてもほっこり、時にはほろりとさせられました。

    あと、杏さんのイラストがかわいい!!なんだか癒されるタッチなのです。

  • 女優の杏さんが20代の頃に書いたエッセイ。

    とても文才のある方で、きっと頭も良いんだろうなぁと思う。
    歴女だそうで、文面だけ見ると少しオタク気質なところがありそうだが、やはりトップモデルさんはすごいなという章もあった。

    仕事柄、さまざまな分野の人々と出会う機会も多いのであろう。そして、人との出会いをとても大切にされている様子も読んでいて感じた。

    同世代として素敵な人だ!

  • このブクログに紹介されていたレビューを読んで購入。普段はこういったエッセイのようなものはあまり読まないのだが、これは読んでよかったと思う。
    モデルや女優という華やかな世界の人でありながら、日常生活を大切にきちんと前向きに生きている人なんだと感じた。それでいて、変な力が入っていない、ほのぼのとした空気感が文面からも、かわいいイラストからも感じられる。
    私も、私の周りの人や愛犬との出会いに…感謝。

  • 「杏の踏む踏む」と変換されて一瞬にSMエッセイに変わって笑った(杏さんごめんなさい)。
    女優にして文才もあり、はたまた歴女の一面もある、杏さんのエッセイ本。読んでいくと多趣味な人であることが分かる。この人のような人はあまりいないなあ、すごいなあ、と思いながらふむふむと読んでいける。ほのぼのとした一冊。

  • 今や国民的女優になった杏。
    無類の読書好きというのは聞いたことがあったが
    文章は軽妙でとても面白くあっという間に楽しく読み終えた。
    天真爛漫な少女時代。
    有名な世界的俳優の娘に生まれながら
    同じ年頃の女の子に比べたら色々な意味で苦労が多かったであろう。
    それを全く感じさせず、与えられた状況を楽しみ、乗り越える。出会った人を大切にして、巡ってきたチャンスには全力でぶつかる。
    素敵な女優さんだなあ、と読んでいて嬉しくなった一冊。
    最後の「ベラの授業」もとても良かった。ベラに授業してもらった子供たち、日記に書いて、大人になって読み返して欲しい。

  • すごくよかった!本の話を期待して買ったんだけど、それだけじゃなく、全部のエピソードが良かった。素敵だと思う理由を考えてたんだけど、ベラの授業を読んでいて思ったのは、杏ちゃんがどんなときにも自分の行動や考えに「意識的」でいよう、考えようとしてるからだな。なんとなく、じゃなくて、わたしはこういう理由でこれがいい、わたしはこういうところがあるからこうしてみた、とか。感覚で動くことももちろんあるんだけど、それについて考えてみるところがすごくいいなあと。
    で、そうやって考える部分がベラの授業に繋がるんだろうなー。そしてそういう真摯な姿勢と、好奇心と行動力があるからこそ、この本に書かれたような出会いに繋がるんだなあと思いました。
    ますますファンになった!まず万年筆を買うところからマネしようかなあ。笑

  • 文章がうまくて、スラスラ読めた。出会いについて書いたとあったが、どの出会いも素晴らしく、すごく羨ましかった。読書家で歴女の杏さん。好きだなぁ。

  • 今も十分に可愛らしいが、さらに若く様々なドラマに出演している彼女の日々を綴ったエッセイ。人と出会い、考え、血肉としていく様がとても気持ちがよく、真っ直ぐな方なんだなと思えた。芸能人のエッセイは一般人からして体験できない事柄を知るとても良い機会で、とても楽しい。

全207件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

杏恋愛で振り回される女性の悩みをばっさり切り、「無理も我慢もせず言いたいことを言うけど愛される」主張がTwitterで人気。辛口なコメントのイメージとは裏腹に、萌え声でゆっくり話すおっとりさん。プロフィール非公開。 Twitter @apricot_candy_a

「2019年 『好きを、もっと。可愛いを、もっと。愛されて満たされる自分でいたい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×