ニセ科学を10倍楽しむ本 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 172
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480432537

感想・レビュー・書評

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  • 科学のふりをしたデタラメ言説を批判。実験の恣意性や偏ったデータ分析などを指摘。もともと私は、こういったニセ科学が大嫌いなので、共感するところが多かった。でも、逆の考え方を持っている人は、この本はまったく楽しくないと思うのだろうなあ。(2015年4月15日読了)

  • 世の中にはびこるニセ科学を理論的に論破してくれるのでありがたい
    逆に、騙せる人たち(自分自身も騙されてる人)はそれなりにすごいし、幸せなのかもなーと思う
    父娘の対話形式で進むのは読みやすい面もあるけど、なんか気持ち悪い

  • ニセ科学をくさすのではなく、楽しむ、というところがよい。私も信じちゃってたニセ科学あるなー。

  • 空想科学読本と同じレベル。ニセと言いながら、この本の科学も相当怪しい。

  • マイペース、気分屋、思い付きで行動する、好き嫌いが激しい、
    空気が読めない。

    今までどれほど言われて来たことか。血液型性格判断である。
    血液型やら、星座やら、生れた月やら、干支やらで人を判断す
    るのってまったく興味がない。占いもしかり。

    それでも初対面での会話のきっかけにしようとするのか、血液型を
    聞かれることは多い。「B型」と答えながらも「あんたは救命医か?
    それにしたって、今の私には緊急輸血なんて必要ないんだが」と
    心の中で思っている。

    そして、この手の話が好きな人たちの輪に入ってしまうと最悪である。
    血液型ひとつで人格を否定されるのだ。言っとくが血液型によって
    性格が決まるなんてのは何の根拠もないんだぞ。違う血液型の人
    から輸血されたら性格が変わるのか?そんなことないだろう。
    ブツブツ…。

    血液型性格判断も含め、本書では科学的根拠がまったくないのに
    多くの人が信じてしまう「ニセ科学」についてを論じている。

    論じていると言っても中学生の女の子を中心にして、科学に詳しい
    作家のお父さんがいかにデタラメなのかを解説する会話スタイル
    なので読みやすく、理解しやすい。

    一時期、ベストセラーになった『買ってはいけない』の内容をバッサ
    バッサ斬りまくっている章は痛快。「あれは食べたらいけない。この
    商品は使ってはいけない」なんて話はさ、結局恣意的なデータを
    積み重ねているだけなんだよね。

    ノストラダムスが地球の滅亡を予言したに始まり、世界滅亡論は
    忘れた頃に復活する。今までどれだけ世界は滅亡の危機に晒されて
    来たことか。

    地震が来る前触れだとされる地震雲にしたって、ただの飛行機雲だ
    しね。本書でも指摘されているが、飛行機雲を知らない人が騒いで
    いるだけなんだよね。しかも、大きな地震があった後に「ほら、こん
    な地震雲が出てたよ」とネットで拡散される画像は、実際に地震が
    起きた地域とは離れた場所だったりする。

    他にも「アポロ11号は月に行っていない」論や、9.11陰謀論の論破
    などがあって楽しく読めた。

    最近も流行ったよね、水素水だっけ?体にいいとの宣伝文句だった
    が、結局はただの「水」だよね。こういうインチキ健康商売はいつの
    時代もなくならないね。

    そりゃ信じたい人は信じればいいけどね。ニセ科学もネタとして
    楽しむ分には面白いよ。「そんなこたぁ、ない」とか思いながらね。

    ただ~しっ!血液型で人を判断するのは本当に御免被りたいのだ。
    私は「ストップ!ブラッドハラスメント」を強く訴えたい次第である。

    だって、B型で、乙女座で、9月生まれで、巳年で…となったら一体
    どんな性格なんだ?自分って思うもの。

  • 世に蔓延るニセ科学(アポロ陰謀論とかゲーム脳とか)を会話形式で科学的に否定しながら、科学的に考えることを子供たちに教えるという内容。
    対象年齢を小・中学生とすると、ところどころ詳細すぎるところもありますが、読んでて楽しく学べると思います。

  • 昔『トンデモ本』シリーズを読んだ者としては、同じような内容ながら、解説が丁寧な分、スピードダウンして、面白さも弱まった気がする。
    しかし、今はトンデモ本は減って、トンデモ情報はネットに移ったから仕方ないか。
    本より手軽に情報発信できる上、本を全く読まない人も取り込める分、トンデモ度は上がっていると思う。
    今本を買う人は減って、トンデモ本は老人向けのものが多く(健康法中心に)、若い人はトンデモ情報と知らずネットの情報を本気にしてしまうので、よりたちが悪い。山本弘はトンデモ情報を暴いて笑わせるの老舗なので、是非トンデモネット情報ももっと取り上げて欲しい。
    それにしても、トンデモ本も小粒になったというか、ドルバッキー(じゃなくてエルバッキー)がいた頃が懐かしいなあ。

  • 素晴らしい。
    どうせならば、2とか3とかあってもよいのに。

  • 昨今流行したニセ科学の代表的な事例をあげ、架空の親子の対話という形式を使って、それぞれのニセ科学の何がおかしいのかを丁寧に論じている本。くだけた会話文で書かれているので読みやすく、各章末に簡単なブックガイドもあるので、取り上げられている話題について理解を深めるきっかけにもなる。

  • 手慣れた題材を扱っているということも有り、大変にわかりやすくどこら辺が疑わしいのかということについて解説されています。
    こんなことさえわからないような支持者が居るってところが、ニセ科学の怖いところですね。
    せめて、教育に関わる大人には、必読としたいところ。

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著者プロフィール

作家。2003年に本格SFにして著者初の四六判ハードカバー『神は沈黙せず』(角川書店)を刊行。同作は読者の話題をさらい、日本SF大賞の候補となった。また2006年5月に刊行された単行本『アイの物語』(角川書店)も各書評家に絶賛されている。

「2018年 『怪奇探偵リジー&クリスタル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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