まともな家の子供はいない (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 160
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480433374

感想・レビュー・書評

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  • 面白いんだけど、なかなか読み終えられなかった。 悪人ではないのだけれど、やることなすこと全てが気に食わないのに自分以外の人はその人と結構上手くやってる故の孤独感や疎外感というのが、リアルすぎて読んでるのがしんどかった。

  • まともな家ってなんだろう。
    少なくともうちはまともだと思ってたけど
    自分があまりまともとは思えない。

    まともってなんだろう。

    「自分のしたことを裏書される」
    忘れちゃいけないのはこれ。

  • 文学

  • 2018.6.5読了

  • どんな親も多少なりとも毒親だ。こどもはいつか、親のだめさをも受け入れて許さねばならない。そうでなければ、自分が生きられないし、大人にもなれない。

  • 著者はやさぐれた女の子を書くのが上手いと思う

  • 「まともな家の子供はいない」このタイトルにつきる。
    いつか娘もそうなるのかな。

  • 居場所としての図書館。
    コーヒーに使うお金は無い、食堂のおにぎりセット480円は高いと感じる高校生の感覚。
    虐待ほど深刻なものでなくても、家に居るのが辛い子はいる。10代というのは不機嫌なものだったなぁ。

  • 私はもう主人公たちの親の年代ですが、中学生のセキコに感情移入しながら読み進めました。

    すぐに仕事を辞めてくる父親、それを許す母親、要領の良い妹、イライラしているのは自分だけ……。
    「心配しなくていいのよ」「情けない親だって思うわよ」とセキコの母親は耳触りの良い言葉だけを並べ立てるけれど何の解決にもなってないし、働きに出てもいない父親からいっぱしの父親ぶった上から目線の批判をされると反発もしたくなるというものです。
    ちなみに、子供に親の性行為を見せるのは虐待にあたるんですよね。

    表題作も、もう1つの『サバイブ』も、一見「まとも」に見える家庭でも様々な問題を抱えている……。
    どちらもスッキリした結末ではなく、登場人物のある1人が言うとおり「まともな家庭なんてないもんなのか」と再認識するだけで読後感は決して良いとは言えません。
    ですが、セキコの苛立ちを「反抗期w」などと笑い飛ばさず、彼女たち思春期の少年少女の気持ちと真正面から向き合う事は大切なんだろうな、と考えさせられました。

  • 家にいたくなくて図書館は空いてなくて
    安く粘れる喫茶店を探すっての私もやってたな。
    高校生くらいのころにこの本と出会っていたかった。

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著者プロフィール

津村 記久子(つむら きくこ)
1978年、大阪府大阪市生まれ。大阪府立今宮高等学校、大谷大学文学部国際文化学科卒業。
2005年「マンイーター」(改題『君は永遠にそいつらより若い』)で太宰治賞を受賞し、小説家デビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年『ポトスライムの舟』で芥川龍之介賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、同年『アレグリアとは仕事はできない』で第13回酒飲み書店員大賞受賞をそれぞれ受賞。
近刊に、『ディス・イズ・ザ・デイ』がある。

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