教科書で読む名作 山月記・名人伝ほか (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.55
  • (0)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480434128

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かったが、期待していたほどではなかったかな。もう少し歳を重ねてから読むと、また違うのかも。

  • 教科書で読む名作 山月記・名人伝ほか
    著:中島 敦

    著者は、東京四谷の漢学者の家系に生まれる。横浜高女の教師となり、誠実な教師生活のかたわら創作につとめ、「かめれおん日記」などを発表。しかし、ほとんど無名のうちに死去。死後、再評価された。

    本書は、著者の代表作である以下の8作が収められている。
    ①山月記
    ②名人伝
    ③狐憑
    ④幸福
    ⑤牛人
    ⑥悟浄歎異
    ⑦弟子
    ⑧李陵

    教科書等で目にすることがあった著者の作品。しかし、しっかりと向き合ったのは本書が初めて。上記の中でも印象に残ったのは3作品。①名人伝②牛人③山月記。

    難しいと放り出すような作品ではなく、わかりやすさとユーモアが織り交ぜられている。起こりえないようなことが淡々とリズムよく表現されており、疑問を邪魔することなく、興味をそそられながら展開されている。

    教えを押し付けるわけでもなく、事実や感情についても読み手にある程度委ねられるような奥深さを感じる。それだけに何度読んでも違った解釈を得ることができる。

    文学の楽しさを気づかせてくれるような作品が多く収録されている。

  • 「一年の後、公用で旅に出、汝水のほとりに宿った時、ついに発狂した」
    キタ━(゚∀゚)━! キタ━(゚∀゚)━! キタ━(゚∀゚)━! キタ━!
    悲劇と喜劇は表裏一体。
    福田雄一的ドラマ展開、東京03的コント展開...
    想像するだけで、にやけが止まらない!
    森見登美彦の「新釈 山月記」も良し!

  • 1950編頃高校教科書に掲載された作品の短編集であるが今読んでもなかなか面白い。

  • これまで高校国語教科書に掲載されたことのある短編を中心に編んだ、中島敦の作品集。教科書に準じた注と図版がついて、読みやすく分かりやすい。理解を深める名評論と、付録として「山月記」のもととなった中国の説話「人虎伝」も収録。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。1926年、第一高等学校へ入学し、校友会雑誌に「下田の女」他習作を発表。1930年に東京帝国大学国文科に入学。卒業後、横浜高等女学校勤務を経て、南洋庁国語編修書記の職に就き、現地パラオへ赴く。1942年3月に日本へ帰国。その年の『文學界2月号』に「山月記」「文字禍」が掲載。そして、5月号に掲載された「光と風と夢」が芥川賞候補になる。同年、喘息発作が激しくなり、11月入院。12月に逝去。

「2021年 『かめれおん日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島敦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
恩田 陸
遠藤 周作
フランツ・カフカ
エラ・フランシス...
サン=テグジュペ...
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×