教科書で読む名作 セメント樽の中の手紙ほかプロレタリア文学 (ちくま文庫 き 41-6 教科書で読む名作)

  • 筑摩書房
3.50
  • (0)
  • (6)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480434173

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙】
    プロレタリア文学の作品を読んだのは、初めてかも。
    手紙の内容からして、この時代の労働問題や労働者の扱いや不満はかなり深刻なものだったんだろうなぁと。
    確かにお酒がないとやっていけないな。
    最後の方を見ると反対運動的なものをするのもかなり
    リスクを背負っていたのではないかな。子供がいるのに
    職を辞めさせられたり、平和な生活を追い込まれたりするのは避けたい。そうなったら黙っていることしか出来ない。この状況を作者は批判したかったのかな?

  • 中野重治「菊の花」、小林多喜二「蟹工船」を読みたくて。解説として芥川の「プロレタリア文学論」と、鶴見俊輔・松尾尊兌の対談「中野重治『愛しき者へ』を読む」(朝日ジャーナル1983年7月15日号掲載)が収録されてて、これが面白かった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1894年福岡県生まれ。早大高等予科除籍。海員生活を経て、労働争議を指導。1923年名古屋共産党事件で検挙され、刑務所内で「海に生くる人々」「淫売婦」を執筆。小林多喜二と共に日本プロレタリア文学の双璧と評されたが、体制支持へ傾き満州開拓に関わる。45年、中国で死去。

「2008年 『セメント樽の中の手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

葉山嘉樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村田 沙耶香
アンデシュ・ハン...
遠藤 周作
劉 慈欣
チャールズ・ブコ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×