キオスクのキリオ (ちくま文庫 ひ 19-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 53
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480434234

感想・レビュー・書評

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  • キオスクで働くおっちゃん・キリオの身に起こる10の物語。話の内容がいまいちで、なかなか入り込めなかった。

  • 子供の頃には何もかもが真新しくてちょっとしたことでも夢中になれていたのが、大人になるにつれ新鮮味を忘れ普通になってしまったこと。アイスの棒の当たりくじ、置いてきたおもちゃ類...。見えないと思っているものは気付いていないだけかもしれません。人は自分にとって大事なことほどこの目に焼き付けようとするもの、その間に睫毛の間をすり抜け零れ落ちた沢山のものは無なのでしょうか。大丈夫、だって皆同じ世界にいる。貴方が零したものは私が救い上げる。これからは駅に行く度、キリオがいないか探してしまいそう。

  • 2020.7
    キオスクはたしかにおもしろいかもしれない。

  • キオスクで働くキリオ。彼の元には、なぜかさまざまな人が訪れ、彼に無理難題をもちかける…。なんだかおかしい、なんとも不思議な連作短篇集。森下裕美が描き下ろしたキリオのイラストを加えて文庫化。

    不思議な不思議なおっさん。

  • 関西弁でほんわかとした雰囲気でありつつ、ちょっとシュールな感じもした。と思ったら元は即興で作られた物語だったんですね。
    納得しました。

  • おっちゃんの挿し絵がかわいい

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著者プロフィール

歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。

「2023年 『朝、空が見えます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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