白い孤影 ヨコハマメリー (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 36
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435538

作品紹介・あらすじ

白の異装で街頭に立ち続けた一人の街娼。年老いるまで、そのスタイルを貫いた意味とは? 20年を超す取材をもとにメリ-さん伝説の裏側に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 90年代まで横浜に立ち続けた白塗り老女“メリーさん”を執念で追跡したノンフィクション。

    メリーさんは既に故人なので、真相は確かめようがない部分も多い。そこを、聞き込みやネット、過去の週刊誌などからのネタ収集で、情報の断片をつなぎ合わせ、隙間を推測して、メリーさんの半生を組み立てていく。その執念がすごい。

    いくら調べても結局謎のままだった部分も多いので「これぞメリーさんの真相!」とは断言できないんだけど、“帰らない恋人を待つ健気な老女”という固定化したイメージ以外の可能性を考えさせてくれた。

    メリーさんに対する印象が本当に人によって千差万別で、当たり前なんだけど、人は自分が見たいイメージでものを見るし、信じたいものを信じるんだなーと気付かせてくれました。

    それと、メリーさんの半生だけじゃなく、読み進めると当時の横浜の歴史や文化も一緒に感じられるのが嬉しかった。
    横浜は好きで何度も行ってるけど、この頃のエキゾチックでカオスな横浜も体感してみたくなりました。

  • いろいろ溜息をつきながら読んだ。横浜メリー神話の解体。著者の深掘り具合に感嘆。トークイベント前に読了できれば良かったのになぁ。残念。

  • 結局本当のところは分からずだけど、
    なんだろう
    気品があってロマンがある
    ような気がして
    気になる

    真相も分かんないからますますミステリアスで
    気になる

    またヨコハマメリー見たくなった

  • 私は1人の男性のためにずっと待ち続けられないと思う、、、。それほど愛せる人に巡り逢ったメリーさんは幸せだったのかなぁ。関わった人々への心配りなど気高い所と、ままならない所が人間味に溢れていて素敵だと思った。

    戦後の娼婦の生々しい歴史がわかりやすい。
    メリーさんが美化されている部分が他の映画ではあっても、この本では彼女を過度に持ち上げることはせず現実的な目線のように感じた。

  • メリーさん、案外、関東圏の人の方が知らないようだ。私にとっては中島らもなのだが。考えてみれば中島らもも、本文中で登場した『マレビト』の素質を持った人物ではなかったか。

  • 檀原照和『白い孤影 ヨコハマメリー』ちくま文庫。

    横浜の街頭に白い異装で立ち続けた街娼・メリーの実像を描いたドキュメント。

    興味深く読み始めたのだが、伝聞と噂で固められたまとまりの無い文章と歯切れの悪さが目立ち、興味は半減。三文週刊誌の連載記事の如し。20年に及んだ取材と言いながら、2ちゃんねるの情報が記載されているのには笑止。

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