三ノ池植物園標本室 上 眠る草原 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
4.04
  • (10)
  • (7)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 159
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435668

作品紹介・あらすじ

植物の刺繍に長けた風里が越してきた古い一軒家。その庭の井戸には芸術家たちの悲恋の記憶が眠っていた――。『恩寵』完全版を改題、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 単行本も読んだけど、あっちが好みだな。

  • とてもいい感じだった「恩寵」を改稿してとのことだったので,楽しみに読み始めましたが,記憶力がさっぱりでどこが変わっているのかわからずじまい.でも全体に漂う静謐な緑の空気はそのままで,美しい刺繍も鮮やかなままでした.上巻はこの舞台を丁寧に作り上げているような感じ,ミステリーで言うところの伏線張りまくり状態.下巻が楽しみです.

  • 職場で疲弊しきって退職したフウリは、ふと見かけた古い一軒家に住むことになった。心身が癒えるまでアルバイトでもと思い、近所にある植物園の標本室でバイトを始める。
    研究室の教授や院生、出入りのカメラマンたちと触れあうなかで、趣味の刺繍や家の周囲の植物たちにも助けられ、少しずつ自分なりの生き方を見つけ始める。

  •  活版シリーズより好きです。

     読んでいて、濃い緑の匂いがしてきそう。

     

  • 夢の中にいるようなお話

  • なんか読んだことあるぞおと思っていたら
    「恩寵」の改題、大幅加筆修正だそうで。

    読んだことあると思えばなんか安心して読める(笑)
    思わぬ再読ですが、上巻ですでに心掴まれている私。

  • 「恩寵」改題。思ったことを口に出せないような風里はある家に出会い、そこに住むことを決意する。三ノ池植物園標本室のほのぼのした話なのかと思ったら、思わぬ方向に話がぎゅっと転換。過去から今につながる話となりました。かなしい話もたくさんあったけれど、生きていってつなげていくことが語られていました。

  • 残業ばかりの会社って、業種は何だったんだろう。主人公はどういう職種に就いていたんだろう。植物標本整理のアルバイトには前職の経験は全く役に立ってないんだろうか。「会社」に勤めている身としては(パートだけど)そこが気になった。順二って名前で長男なら、産まれて直ぐとかで亡くなった上の子どもがいたんじゃないのって想像出来る人が研究室メンバーの中で皆無なのか、とか、「そういうものじゃないんだって、私の刺繍は」って言われてもどういうものかわからなかったり。
    ページが進むにつれ疑問が重なり気になってどうにも楽しめなかった。下巻でわかるのかな。
    タイトルとカバー絵とあらすじに惹かれたんだけれど、私には合わなかったみたい。

  • ほのぼのしてて速く読めてしまうほど、夢中で読めた。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

ほしおさなえの作品

三ノ池植物園標本室 上 眠る草原 (ちくま文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする