三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
4.04
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本棚登録 : 131
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435675

作品紹介・あらすじ

井戸に眠る因縁に閉じ込められた陶芸家の日下さんを、彼に心を寄せる風里は光さす世界へと取り戻せるか。『恩寵』完全版、感動の大団円。解説 東直子

感想・レビュー・書評

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  • 心も体も疲れた風里がゆっくりと緩やかに
    再生していく。
    住む場所の歴史と自分の心と愛する人の心の
    リンクの仕方がとっても複雑でひもとけばシンプル。
    やさしく、そして勇気の持てるお話でした。
    全部が繋がると言えばつながるけれど、絡めすぎな感じもある。
    けれど、最初に読んだときより深く感動した。

    今の私が、読んで正解!なんだと思う。

  • こんがらがった糸が解けるような後半,長い時を超えて収まるべきものが収まり凝り固まって囚われた思いが解放される.今までの長い道のりが昇華される素晴らしい瞬間でした.丁寧に生きるということ,生命を美しく感じること,また続いていく繋がる命への賛歌のような物語でした.

  •  上巻とは雰囲気が変わります。植物園の話はほとんどなく、家にまつわる因縁?

     上巻が好きだったので、ちょっと肩透かしの気分。

  • 上巻で登場した三世代にわたる人々が、風里と日下を中心につながり、それぞれの伝えきれなかった想いが風里のおかげできれいにほどけ、安らかに収まる。

    風里の再生の物語かと思って読んでいたけれど、もっと深い愛情の物語だった。

  • ほしおさなえさんは天才だ!
    解説を書いた東直子さんも天才だ!

  • 「恩寵」改題。

  • 上とはちょっと雰囲気が変わった。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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