注文の多い注文書 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
3.96
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本棚登録 : 233
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435934

作品紹介・あらすじ

「この世にないもの探してください」、小説の行間にひっそり隠れた〈もの〉をめぐって、二つの才能が火花を散らす贅沢な短編集! 解説 平松洋子

感想・レビュー・書評

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  • 注文されたものは納品される。

    ここで注文されるものは特別なものばかり。それが文学と混ざり合うことによって、注文されたものは大きく変化を遂げる。

    注文書と納品書の絶妙なやり取り。素敵な一冊だ。

  • いやはや、なんとも贅沢な本でした。川端康成、内田百閒、サリンジャー、村上春樹、ボリス・ヴィアンの小説を材にとって「ないもの」を注文し、「ないもの」を納品する想像力の応酬。
    あつかっているのが「ないもの」だからこそか、クラフト・エヴィング商會のオブジェ嗜好(オブジェクト指向ではない)が効いている感じがする。モノの手触り。ものがたり。積んでた『冥途』を手に取らせる力があります。

  • この人たちが創り上げる世界観が否定されないうちは、まだ何とか、生き抜いていける気がする。

  • 大変面白い。続編希望。
    九年かかったらしいので、そうすると、つぎは2028年になっちゃうかもだけど、待ってます。
    小川さんとのコラボ。
    正直取り上げられた作品は読んでないものばかりだったのだが、それでも十分楽しめた。
    なさそうなものを、それでも求める客と、
    すっとそれを差し出す店側のやりとり。
    受領書までちゃんと描いてくれてるところが物語感があって好き。
    しかし、叔母さんはなぜ貧乏なのか?親切な、とか太った、とか明るい、とかじゃダメなのね。
    相変わらず写真が素敵。
    これだけ想像をかきたてる写真は他にないよなあ。
    写真展とかいきたいわー。

  • 小川さんとクラフト・エヴィング商會という制作ユニットによる共著。注文書と受領書は小川さん、納品書はクラフトさんが書いたもの。5つの実在する本を元に構成されていて、面白いのかのんなのかよく分からない不思議な感じ。「ないものあります」

  • 2019.6.20

  • 祝文庫化!

    筑摩書房のPR(単行本)
    ふたつの才能が挑んだシナリオなしの真剣勝負。全5幕。
    webちくまの人気連載を単行本化
    「ないものを探してください」。小川洋子の描く人物たちの依頼に、クラフト・エヴィング商會が応える。ふたつの才能が真剣勝負で挑む、新しい小説のかたち。
    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480804501/

    版元ドットコム
    「この世にないもの探してください」、小説の行間にひっそり隠れた〈もの〉をめぐって、二つの才能が火花を散らす贅沢な短編集! 解説 平松洋子
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480435934

  • 日本人の書いた小説を久しぶりに読んだ。小川洋子はうまいなーと思う。
    登場した5冊の本を読みたくなる。というか、村上春樹の「貧乏な叔母さんの話」なんてたしかに昔読んだはずなのに全く印象に残っていなかったもので、私にとってそういう小説をこういう風に「料理」するところがすごいなあと思ったのである。

  • こういうやり方もあるなあ。
    元の本もちょっと気になる。

  • 大好きな小川さんとクラフトエヴィング商会の共書!
    こんなうれしいことがあるなんて。
    あっぱれ、見事です。
    小川さんのどこかふわふわした文体と、実直な商会さんの納品書の対比が面白い。
    商品の写真ももちろん、凝ってます。
    単行本で欲しい。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

小川洋子の作品

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