注文の多い注文書 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
3.96
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本棚登録 : 226
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435934

感想・レビュー・書評

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  • 2019.6.20

  • こういうやり方もあるなあ。
    元の本もちょっと気になる。

  • 小川洋子×クラフト・エヴィング商會って企画自体がもうすごいんだけど、ラスト『冥途の落丁』が特にすごい。ゾワゾワする。
    池袋のナチュラルヒストリエとか、東京駅のインターメディアテクとかが好きな人にオススメです。

  • 小川洋子さんが書いた「注文書」に応じて、クラフトエヴィング商會が注文の商品を調達し「納品書」として返信、さらに小川さんが「受領書」として後日譚を書き足すという一種のリレー形式の共同作業で作られた珍しい1冊。納品される商品はきちんと写真つき。さすがクラフトエヴィング商會ならではのオシャレな装幀。

    小川さんの注文書には注文者(もちろん架空の)の物語があり、さらにそれがさまざまな作家の名作のパスティーシュの一種にもなっているという凝りよう。つまり小川洋子さんのおすすめブックガイドとしても読めるわけですね。※以下参照

    ○人体欠視症治療薬(川端康成『たんぽぽ』)https://booklog.jp/item/1/406196352X
    ○バナナフィッシュの耳石(サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』より「バナナフィッシュにうってつけの日」)https://booklog.jp/item/1/4102057013
    ○貧乏な叔母さん(村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』より「貧乏な叔母さんの話」)https://booklog.jp/item/1/412202840X
    ○肺に咲く睡蓮(ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』)https://booklog.jp/item/1/4151200142
    ○冥途の落丁(内田百けん『冥途』)https://booklog.jp/item/1/4480037632

    私的には『たんぽぽ』『うたかたの日々』『冥途』は既読だったので、ふむふむなるほどと元ネタとの交わり具合を楽しみ、他の2作ももちろん面白く、これを機会に読んでみたいと思った。とくにナインストーリーズはずっと読もうと思いながら放置していたので近日中に入手したい。

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

小川洋子の作品

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