ブルース・リー (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 15
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480435989

作品紹介・あらすじ

1973年、ドラゴンと呼ばれた男は32歳で逝った。その後も絶えることなく神話化されるブルース・リー。子役時代を含め、その全体像を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 「わたしの部屋は…中略…さながら李小龍(ブルース・リー)グッズの展覧会といった様相を呈している」という著者の思い入れたっぷりのブルース・リー評伝。
    リーの子役時代の映画から「ドラゴン」シリーズまで、ほぼ全ての出演映画の解説ぶりは舌を巻くほどのマニアックぶり(と言うか、オタク度)全開。「ドラゴン」シリーズでのリーの身体つきや身体の動きをつぶさに観察して「マゾヒズムとナルシシズムが絶頂の寸前で鍔(つば)迫り合いを果たし、出血し毀損してゆく身体が稀有のものとして見せるエロティシズムが開示されている」なんて書いてしまうのだから、もうとまらない、たまらない。
    冷静に客観的に書かれた評伝もいいけれど、情熱と思い入れがたっぷりつまった評伝も実に楽しい。

    この一冊でブルース・リー熱が再燃したので、今月末に河出書房から刊行される『ブルース・リー 生誕80年』を買わない理由がなくなってしまった。

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著者プロフィール

1953年大阪府生まれ。専門は比較文化、映像学。
主な著書:『電影風雲』(白水社)『李香蘭と原節子』(岩波現代文庫)『往復書簡 いつも香港を見つめて』(共著、岩波書店)『アジアの文化は越境する』(弦書房)『ルイス・ブニュエル』(作品社)『台湾の歓び』(岩波書店)『無明 内田吐夢』(河出書房新社)『われらが〈無意識〉なる韓国』(作品社)他多数。翻訳もエドワード サイード著『パレスチナへ帰る』(作品社)ポール・ボウルズ著『蜘蛛の家』(白水社)他。

「2021年 『香港で文化を創り続ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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