新版 一生モノの勉強法 ―理系的「知的生産戦略」のすべて (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 338
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480436467

作品紹介・あらすじ

京大人気№1教授が長年実践している時間術、ツール術、読書術から人脈術まで、最適の戦略を余すところなく大公開。「人間力を磨く」学び方とは?

感想・レビュー・書評

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  • 出力の最初のところは紙!
    本はハンドリング可能な量に。時間も空間も。はい。いかんです。地方に出たら古本屋を見る。
    傾向と対策が書いてあればまず見る。むやみやたらに取り掛からない。どういう位置にいて何を要求されているかを確認する。遊びを2割とる。15分に区切って集中する。時間の2割を復習や精度を上げることに使う。自分の読み上げを聞いて覚える。250ページ程度の文庫本を1冊暗記する。スランプで2割の遊びを使い切ってよい。

  • 「本を読む」を「知識を増やす」目的にではなく
    自分自身の思考法や学習法をタイムリーにカスタマイズし続ける能力を身につける(習慣化)ことが重要

    日曜日にでも自分の一週間と、正しいと信じていること(方法、信念、正義とか)を振り返る時間を作ろうと思った→毎週のカレンダーに『見直しタイム』を追加した

    響いたポイント
    ・不規則であることを自分の規則とすることもできる
    ・難しい(と感じた)本は、著者が悪い
    ・絵画的読書→ビジネス、音楽的読書→小説
    ・自分が作った計画でも、他人事のように俯瞰でとらえる→「やっぱ自分はだめだ」ではなく、他人事のように「変えて」いく
    ・スランプは「ラッキー」 休息したりやることを変える

    やってみようかなと思った
    ・シャドースピーキング
    ・子供向けの本を読む

  • 知識mアウトプット、教養のサイクルを回す。
    ストップウォッチで、時間を決めて取り組む。
    一コマ90分で2コマ勉強する。計3時間勉強に充てる。
    朝出勤前に90分、夜寝る前に90分。
    不規則は大切な規則。
    備忘録、達成メモを取っておく。
    朝の光を浴びることでリセットする。
    PCに電子辞書をインストールする。
    世界の名著はさわりだけでも読む。中高クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫、筑摩学芸文庫、光文社古典新約文庫、など。
    英検で英語の勉強をする。
    「一生モノの英語勉強法」

    ーーーーーーーーーーーーー
    2021/11/08再読
    小さな努力を積み重ねて小さな満足を続ける。
    締め切りが効率をアップする。
    平日1時間、土日書く時間勉強する。
    規則を破る楽しみを感じるために、普段は勤勉でいる。
    講義のときの服装を15回分全部決めておく。
    週末の予定は、5項目に振り分ける=遊ぶ、体力づくり、人脈づくり、勉強、仕事の追い込み。
    パソコンはインプットではなく、アウトプットに使う。
    コピー、スキャナ付きのプリンターを使う。

    勉強用ノートA4ルーズリーフ、6ミリ、表面だけ使用する。
    ガラス窓がついた本棚ではなく、オープンなもの。本棚は同じものを買う。
    読まない本は死蔵しているだけ。処分するかトランクルームへ。
    把握できるだけの本しか持たない。
    世界の名著はさわりだけでも読む。中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、光文社古典新約文庫。
    絵画的読書=全部読まない。同一ジャンルは3冊まで。それ以上は無駄。本に読まれている。
    今ここ、に必要な本だけ読む。

  • いまだに自分なりの勉強法が確立されていないので参考にしようと手に取りました。
    ビジネス書好きの本読みほど、読むことが目的化しやすいとの指摘にドキッとしました。目的を明確にすること、また全部読まなければという思い込みを捨てることを心掛けます。
    また、自分自身に不足していることが多いため積読本が増えています。読書のムダを減らすため「今、ここ」の考え方は非常に参考になりました。

  • 本を読むことを目的にしない。
    「なぜ本を読むのか」と「今、ここ」を意識して本を選び、読む。

  • 火山学者としてテレビ番組などにも出演していることで知られる著者が、みずからの実践している勉強法などについて語っている本です。

    情報整理から読書の方法、人脈につくりかたと活用法などが述べられていますが、ビジネス・パーソン向けの自己啓発書によく見られる内容とかさなるところが多く、個人的にはあまり新しく得られる情報がなかったように感じてしまいました。

    大学人によって執筆された勉強法の本には、梅棹忠夫の『知的生産の技術』(岩波新書)など、知的生産にかんする独自の考えかたが示されているものがあり、本書もサブタイトルに「理系的「知的生産戦略」のすべて」とあるので、そうした観点からの突っ込んだ考察を期待していたのですが、その意味ではやや期待はずれでした。とはいえ、勉強法の本としては比較的よくまとまっているように思います。

  • たしかに、どこかで聞いたことある内容も多いが、著者と自分が好む書き手が同じだったからかな?と思うことにした

    古典は時間の中でふるいにかけられ残った書物
    という表現、良いですね…たしかに読まない理由がないです

    本をケチって図書館で借りてしまうが、自分で買ってどんどん本を汚したい

    図書館は普段読まない本を
    入門書は3冊
    線を引く 本を文房具に 賛成か反対か
    古典はさわりだけでも
    中公クラシックスなどの解説部分
    に先に目を通す



  • 再読
    参考になる箇所が多かった

    《抜粋》
    38自分が得意とする分野の中から最初に一生の武器になるものを厳選してみて下さい
    投資価値とは自分に対する投資として効果が最大になるようなもののことです
    45大事なポイントは自分の感情や日常の気分に左右されずに努力を継続できるか
    140本は分野ごとに本棚に並べることをお勧めします
    ※斎藤孝教授と同じ
    122 A 4のルーズリーフ 表だけ使う
    裏はオプションとしてのみ使用する
    164入門書は最低3冊に目を通す
    172ジュニア新書、プリマー新書では一般的な新書のレベルを維持しつつ中高生が興味を持つようなメッセージを伝えている
    173不得意な分野は児童書を見よう
    220読まなくてもいいかどうかを判断するときの基準がこの「今、ここ」の考え方
    すなわち読書のムダを減らすにはヒアアンドナウの考え方でいくことが大事なのです

  • 全般的にもっともだとは思うが、どこかで聞いたような話が多くあまり新鮮な気付きはなかった。

  • 請求記号 379.7/Ka 31

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著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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