私たちはどこから来て、どこへ行くのか ――生粋の文系が模索するサイエンスの最先端 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 80
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480436894

作品紹介・あらすじ

自称「圧倒的文系」の著者が、第一線の科学者に「いのち」の根源を尋ねて回る。科学者たちの真摯な応答に息を?む、傑作科学ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 平易でありながら、とても読み応えがあった。生物や脳絡みの分野のフロンティアのトピックが概観できるという効果もあった。こういう編集力やマッピング力が、人文系の基礎がある人の真骨頂なんだろうな、と思える。
    ただ、物理系の村山斉、竹内薫とのかみ合わせは、やっぱり今ひとつという感触がある。物理系の人は、事象全体を読み解くストーリーとか、横軸を貫いて抽象性の階段を一段上がるような概念の提示ということには、やや冷淡なのだろうし、逆に森達也のような人は、枯尾花にでも実は意味があるのでは、と批判的に見ることが習性になり、無理にでも意味を見出そうとすることに自己の存在証明がかかっているかのごとく取り組む傾向が強いだろうと想像できる。

  • 森達也さんの著作を初めて読みました。理系の自分には正直ちょっと読みづらかったです。

  • 「文系が模索するサイエンス」という文言に惹かれて書店で手に取りました。

    様々な分野の科学者たちとの対話形式で読みやすく、専門知識がなくてもワクワクしながら読むことができました。
    著者自身が非常によく勉強していることも印象的です。

    自然科学系に少しでも興味がある人なら、好奇心がかきたてられること間違いなしです。

  • 面白い!
    最先端の科学者達に、圧倒的な文系の著者がインタビューする。
    冷淡な事象に意味を持たせ、体系的にまとめていく技には知的好奇心を刺激されました。
    登場する科学者の著書を何冊か購入してしまいました。
    今まで、サイエンスへの興味はゼロに等しかったのに新たな視野が開けました。
    読んで良かった。

  • タイトルの「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」

    この問いに答えようとするとどうしても哲学の問題、もしくは宗教の世界に足を踏み入れることになる。

    しかしこの本では科学の最先端の人達のインタビューによってこの問いへの答えを模索していく。

    生物学者、人類学者、物理学者、脳科学者、様々な人達とのやり取りは読んでいるだけでドキドキするような面白さがある。

    果たして、最後に著者の問いには答えは見つかるのだろうか…。

    すごく面白かったです。おすすめー。

  • 最先端の各科学分野で第一人者として活躍する科学者達に筆者がインタビュー形式で「人はどこから来てどこへ行くのか、我々は何者なのか」の答えを得るための手掛かりを、対談相手ごとに生物学、DNA、細胞、宇宙、素粒子、量子、脳等の切り口から様々な問いを投げ掛けながら真理に迫っていく。
    物語風に展開されていく内容がとても心地よい。
    様々な分野からのアプローチが知れて、とても知的好奇心が刺激される。

  • PR誌「ちくま」連載中、ずっと楽しみに読んでいた。

  • よくある科学対談と思ったら、森達也の幼少期からの疑問もしくはトラウマを各分野の先端科学者に尋ねることで解明または癒しの端緒を少しずつ辿っていくという構成。連作小説みたいだ。

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著者プロフィール

1956年、広島県呉市生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く製作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自世界を構築している。16年「FAKE」、19年「i」とドキュメンタリー映画で話題を博す。著書に『「A」』『死刑』など多数。

「2020年 『FAKEな日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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