ひきこもりグルメ紀行 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 98
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480437020

作品紹介・あらすじ

家から一歩も出ずに全国のご当地グルメを食べ尽くす! 100万円のインプラントを粉砕させながらあらゆる菓子に立ち向かった怒涛の食コラム。

感想・レビュー・書評

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  •  「ひきこもり」と「紀行」。題名になにやら矛盾する言葉が並んでいる。作者は無職(?)のマンガ家ということだが、生憎私は作品を読んだことがない。その出不精の彼女が、おとりよせで各地の名物を食するという、雑誌に連載されたコラムをまとめたもの。

     47都道府県を網羅しているのだが、さすがに私も見たことも聞いたこともないようなものが結構ある。もちろん食したことがあるものもいくつかある。作者が女性だからかもしれないが、スイーツ系の名物を美味しそうに紹介してる。いくつか食べてみたくなった。

  • 今の世の中にぴったり。
    お取り寄せで各地の有名グルメを食べまくる。

    カレー沢さんの毒にまみれた文章が大好き。
    結構毒付いてるにもかかわらず、
    何故か取り寄せて食べたくなってしまうのは、
    企画として大成功な気がする…。
    これ第二弾もやって欲しいなぁ。

  • "家から出たくないので「おとりよせ」で労せず各地の名産を食ってやろうという、十返舎一九が発狂して膝毛全部を抜いてしまいそうなレベルの動機ではじまった"のが、この「ひきこもりグルメ紀行」だそう。
    ただ家にいるだけで連日のように47都道府県の銘菓や名品が贈られくるなんて夢のような企画すぎる。
    年末に駆け込みのふるさと納税して返礼品を喜んでる場合じゃないわね。
    カレー沢先生の忌憚(忖度あるいは媚び)のない感想が面白くて、何度も声を出して笑った。
    ちなみに私は福島出身だけれども、書かれているまんま玉嶋屋の玉羊羹はおいしいし楽しいよ。他にもおすすめは三万石のままどおると三千里とエキソンパイとくるみ柚餅子。皆さまぜひに。
    他県で食べてみたいなぁと思ったのが以下。

    三重県・赤福
    福井県・羽二重餅
    大阪府・551蓬莱
    埼玉県・できたてポテトチップ
    富山県・月世界
    山形県・のし梅
    長野県・サラバンド
    岐阜県・旅がらす
    青森県・いちご煮
    滋賀県・燕尾ポーク
    佐賀県・ブラックモンブラン
    群馬県・かいこの王国
    和歌山県・デラックスケーキ

    まぁでもこういうご当地名物って、博多通りもんを愛するカレー沢先生もおっしゃるとおりやっぱり誰かからのお土産としてふいに貰えるのが嬉しいのよね。
    でも今や新型コロナの感染拡大で旅行や帰省どころじゃないわけで、お土産なんて配ろうもんなら白い目でみられるご時世になってしまった。
    はやく元に戻るといいな。

  • 令和のナンシー関、というのも野暮な表現ではあるが、そうとしか言い表せない稀代のエッセイストとしての地位を(私の中では)確立しつつあるカレー沢薫御大の食レポエッセイ集。47都道府県の名産をお取り寄せし、「うーん、どれも美味いからヨシ!」とばかりに名産の面白さを教えてくれる。

    しかしファン的には、「私は自作のマンガにおいて背景をなるべく簡略化するために、”家具”や”建物”という設定で縦線を2本引いて自身を納得させているが、読者には”この2本の縦線は何?”としか思われていないだろう」という一文で爆笑してしまった。名産と全く関係ないけど。

  • 色々な銘菓の感想が書いてある本

  • 萩の月(とその仲間達)から、はじめましてまで、カレー沢節で楽しく美味しくご紹介。
    面白かった、
    気楽に読めて良い。

  • ひきこもりライターのカレー沢さんらしい
    お取り寄せグルメお試し日記。

    品物をチョイスしてるのは
    編集さんのようですが
    感想が…素直にただ褒めるんじゃなくて
    なんか、おもしろいのよ。

    商品の写真は一切なく
    (著者画のイラストはある)
    どんなんなの!?とググッてしまった
    ご当地グルメがいくつもありました。
    取り寄せはしないけど
    いつか現地で食べたいなぁと思ったのです。

  • 食べ物系のエッセイでも、かなりコミカルな方です。自分の地元の話になると少し嬉しい。

  • とにかくもうただ無意味に面白い。
    カレー沢先生のエッセイは何冊も拝読しているが、なんでこんな言葉選びが絶妙なのか、こんな表現がこんこんと湧いてくるのか毎度毎度不思議になる。
    健全な人しか開発担当になれないうなぎパイ、気づくとないできたてポテトチップ、本書を片手に画像検索しない読者はいないと思われるかいこの王国(私も検索した)、挿絵が矛盾塊であるもも太郎、山口が名古屋と名物かぶる問題……
    食レポなんて読んでてお腹空いてきそうなのに、中年女性の私は文章だけでお腹いっぱい。
    そんな本。

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著者プロフィール

モーニング(講談社)主催の漫画新人賞「MANGAOPEN」に本名・無題で応募し落選した作品が、カレー沢薫『クレムリン』(ともに本人命名 講談社)に変容を遂げ、月刊モーニング・ツー(講談社)でほぼ即連載となり、作家デビューを果たす。ほどなくコラム『負ける技術』(講談社)も連載となり、コラムニストとしてもデビューを果たす。以来、雑誌やウェブに連載超多数、本数未詳の大車輪で体力を使い果たす。最長不倒連載作品は開始以来すでに10年を超えた東京都写真美術館広報誌別冊「ニァイズ」(2021年7月現在)。なお、本作はコミックDAYS(講談社)で毎月第一・第三日曜日に1話ずつ更新中。第24回(2020年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。おめでとうございます。ありがとうございます

「2021年 『ひとりでしにたい(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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