中央線がなかったら 見えてくる東京の古層 (ちくま文庫)

制作 : 陣内 秀信  三浦 展 
  • 筑摩書房
3.20
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本棚登録 : 119
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480437884

作品紹介・あらすじ

中央線がもしなかったら? 中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺……地形、水、古道、神社等に注目すれば東京の古代・中世が見えてくる! 対談を増補。

感想・レビュー・書評

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  • 高円寺在住なので、とても興味深く読んだ。今まであまり意識しないで歩いていたけど、この本片手に歩いてみようと思う。

  • 中央線大好き民だったけど、古道・街道沿いの歴史から見ると異質な鉄道なんですね!というか低コスト、地域住民を慮れば盛り上がっていない田園沿いにインフラ引くのは当たり前か…。寺社仏閣や城跡、川など地理考察が好きになるきっかけになりそう。いつか自分もブラタモれるかなあ。

  • <目次>
    対談  近代以前の東京の原型を探る(陣内秀信VS三浦展)
    第1部  中野・杉並編
     第1章  新宿~中野…青梅街道から中央線へ移動した軸
     第2章  高円寺…前近代の宗教地域から近代軍事都市へ
     第3章  阿佐ヶ谷…聖域・湧水・古道・河川・釣り堀から読む地域構造
    第2部  多摩編
     第4章  国分寺~府中…いにしえの東京を探しに、古代武蔵の中心をめぐる
     第5章  日野…用水路を軸とした農村、宿場から鉄道中心のベッドタウンへ
    文庫版対談  「鉄道がなかったら」という視点が新しい郊外を生む!(陣内秀信VS三浦展)

    <内容>
    雑誌「東京人」(2012年4~9月)の連載を基に出版された本(2012年12月刊)の文庫本化。社会学的な視点と地理学的な視点をクロスオーバーさせ、歴史学的視点をちょっと振った感じ。武蔵野地域が、中央線のなかった時代から発展しており、それは甲州道中や青梅街道沿いからで(中野~国立)、多摩地域は国分寺崖線や日野の多くの湧水がベースであった。最後の対談に、こうした歴史的分析を踏まえて、「古き良き日本」を基にした、町おこしが必要、という示唆は深いと思った。

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著者プロフィール

陣内秀信(じんない ひでのぶ)
法政大学 江戸東京研究センター 特任教授、中央区立郷土天文館 館長。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。ヴェネツィア建築大学留学、ユネスコのローマ・センターにて研修。専門はイタリア建築史・都市史。著書に『東京の空間人類学』(筑摩書房)、『水と都市』(編著、岩波書店)『水都東京―地形と歴史から読みとく下町・山の手・郊外』( 筑摩書房)、等。受賞歴にサントリー学芸賞、ローマ大学名誉学士号他。

「2022年 『東京水辺散歩~水の都の地形と時の堆積をめぐる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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