20ヵ国語ペラペラ ――私の外国語学習法 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 326
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438188

作品紹介・あらすじ

30歳で「20カ国語」をマスターした著者が語学の上達法を惜しみなく開陳した語学の名著であり、心を動かす青春記。解説 黒田龍之助

感想・レビュー・書評

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  • 著者の外国語学習の執念が伝わってくる一冊。外国語学習の本を書いている方に共通するのは、言語学習にかけている圧倒的な時間なんだと思う。もはや勉強とは思っていないんだと思うけれど、常に外国語に触れている状態になっている。一般的な人はそこまで時間がかけられず、途中で挫折してしまう。そこが外国語に対する抵抗があるかないかの違いなんだと思う。
    外国語の学び方で参考になったのは文法書を何回も読むべきということ。著者曰くうるし塗り。そして単語集は無駄という割り切り。要は生きた形で単語も覚えないと意味がないし使えないということ。そして、ブロークンの禁止。海外駐在した人が1年で英語が話せるようになったと言っても文法を意識していなければブロークンのままでそれは外国語を話しているとは言えないというぐらいの厳しい姿勢。なので発音もちゃんとネイティブの音を聞いて直すべきだという。
    まずはブロークンでもとりあえず話せた方がいいのではと思ってしまうところもあるけど、外国語を勉強したいと思わせてくれる本ではある。

  • 独学での外国語学習習得術の古典。Amazonでも高額で掲載されていた。今でも6000円以上の金額で購入することができる。書店で見かけて迷わずに購入。(800円+税)
    1938年生まれの著者が語学を学んできた方法を開示している。さすがに時代を感じる方法(カセットテープへの録音)もあるが、その時代の文明の力を使って学んでいる姿は現在に置き換えた方法で行えば良いのである。
    とにかく刺激を受けられる一冊だ。

  • 本屋で平積みされていたので気になり立ち読み。序文ともいえる「ある朝、ホテルのロビーで」を読み終えてそのままレジへ。
    久しぶりに買った本をその日のうちに読み終えました。
    現在英語の再勉強中ですが背中を押された気分です。素晴らしい本でした。

  • 戦後の日本でほぼ独学で英語を学び、英語が得意な生徒としてアメリカ留学。そののち、翻訳者としてイタリア大使館などに勤務するうちにイタリア語を学んだり、いろんな言葉に興味を持ってどんどん理解する言語を増やしていった作者。

    語学が好きで、映画や旅先で触れて少しずつ勉強して複数の言葉をちょっとずつ齧ったわたしだけど、あるとき気づいたことは「一つの言葉を学ぶと前に学んだ言葉を忘れてしまうな」ということ。学んだ言葉はちょこちょこ使い続けないとすぐに錆ついて忘れる。新しい言葉に夢中になっているうちに前に学んだ言葉を勉強しなくなるから忘れちゃうのだな。

    作者が継続して複数の言語に触れ続ける努力をしていたことは想像しつつも、誰にでも真似できることではないと思うから参考にしようと思って読むと失敗しそう。

    あと「ブロークンでただしゃべれるようにならず、きちんと覚えろ」というのは確かにそうだけど、それは用途によるんじゃないかなとも思う。日本人はまずはブロークンでいいから聞けて話せた方が良い。

  • 著者の足元にも及びませんが、一時期は語学の学習に力を注ぎました。
    筆者の語学に関わる体験や勉強方法の中には、自分にも思い当たることがいくつかありました。

    複数の外国語に興味を持つ人は、今も少数派なのかもしれません。

  • 戦後まもない日本で
    教材も圧倒的に少ない中
    ものすごく頑張って複数言語を習得した
    ある少年の一代記としてはおもしろかった。

    でも、役には立ちません…。
    これを素人が真似しようとしても無理な気が。
    ただし、誰かの頑張りを見ると
    向上心がわくタイプの方にはおすすめです。

  • 現代に合わない学習法も少なからず記されていたけど、根本的には今にも通じるものがほとんど。
    語学への情熱、執念を覗くことができた。
    ポリグロットへの憧れ、自分も頑張りたいなと思う。

  • 半世紀も前の本であり、現在では書き表せない表現もあるものの、非常に読みやすく、現代の迷える語学学習者のヒントになることが多数散りばめられている。一にも二にも音読と言われる昨今、それを否定している。語学は毎日コツコツやるべきと言われるが、集中と休憩をくりかえすべきだとも述べている。私のような語学学習に悩んでいる人にとっては、取り入れるべきものがいくつもあるように思われる。

  • 英語ですら全くマスター出来ず苦闘している自分を鼓舞しようと思い、また、勉強法の参考にと想ったが、インターネットを何気なく使う現代に比べて極限られた教材の中で多言語をマスターする努力にただただ敬意を表する。本人は言語の発音に惹かれて勉強したというが、言語をマスターするにはやはり強烈な動機づけが必要なのだと思う。漫然と勉強している自分が上達しないのは仕方がないところか。
    インターネットを使った色々な学びができる現代に有難味をかんじ、ある程度集中して勉強出来るよう、興味の幅を広げていきたいと感じた。

  • 作者はすごい人だ。私も様々な文化を知りたくポリグロットを目指しているが道半ば。もっと頑張らないと。

    やはり文法と基本文例が重要。ヒアリングを重視しないのは、いやでも聞いていれば聞けるようになったからか。

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著者プロフィール

1938年、広島県生まれ。45年に北海道網走市に移住。東京外国語大学英米科中退。翻訳者、通訳者。中学時代からラジオを通じて外国語に興味を持ち、高校在学中に日米交換留学生(AFS)に選ばれて一年間渡米、その最中に独学でスウェーデン語、フランス語など数カ国語の勉強に没頭した。大学在学中は、イタリア大使館で働き、またあらゆる機会を語学のために費やした。その後、日本コンベンションサービス社勤務、“The English Journal”編集長を経て、1981年に渡米。法廷での通訳・翻訳、映画シナリオやIT関連の翻訳などに携わった。2017年没。

「2022年 『20ヵ国語ペラペラ 私の外国語学習法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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