犯罪日誌 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480439512

作品紹介・あらすじ

昭和を代表するジャーナリストであり、流行作家でもあった日本文学の奇才が描く〈色〉と〈金〉をめぐる〈復讐〉をモチーフしたミステリ短篇集。



煎じ詰めれば、この世は〈色〉と〈金〉

稀代の流行作家が描く“復讐”の物語

欲望渦巻く現代社会 犯罪に手を染めた人間をリアルに サスペンスフルに 描く貴重な短篇が甦る



昭和中期の週刊誌創刊ブームの中、トップ屋(巻頭記事を担当するフリージャーナリスト)として活躍した著者は、1962年に話題となった経済小説『黒の試走車』以来、多種多様なジャンルの小説やルポルタージュを発表し人気作家となる。本書は、1960年代後半から文芸誌に発表されたサスペンス、犯罪ものを日下三蔵の編集で贈るオリジナル作品集。愛とエロスと欲望の中で繰り広げられる"復讐"の物語。

カバーデザイン welle design(坂野公一+吉田友美)

カバー装画 石松チ明

感想・レビュー・書評

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  • 〈色〉と〈金〉と〈復讐〉ばかりの短編集。表題の「犯罪日誌」が一番お気に入り。

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著者プロフィール

梶山 季之(かじやま・としゆき):1930-1975年。小説家、ジャーナリスト。現在のソウルに生まれる。広島高等師範学校(現・広島大学)卒業。53年上京、国語教師、喫茶店経営などを経ながら、「新思潮」の同人となり作品を発表。58年より「週刊明星」のトップ記事を担当。59年「週刊文春」の創刊に参画。71年月刊「噂」を創刊。作家としては62年「黒の試走車」を発表後、話題作を続々刊行する。75年取材先の香港で客死。産業スパイ小説、経済小説、時代小説、風俗小説など数多くの著作を発表した。ちくま文庫では『せどり男爵数奇譚』がロングセラーになっている。

「2024年 『犯罪日誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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