イルカも泳ぐわい。 (ちくま文庫 か-90-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 133
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480439529

作品紹介・あらすじ

面白乱暴ひねくれ繊細鋭さ優しさ言葉への愛。Aマッソ加納の魅力全部のせ初エッセイが文庫に! 書き下ろし「むらきゃみ」収録。解説 フワちゃん

感想・レビュー・書評

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  • 日常の一コマを面白がって、これでもかってぐらい広げてく。エッセイっていうよりファンタジー読んでるみたいでワクワクにやにや楽しかった!

  • Aマッソとの出会いは、2015年にNHKで放送されていた『笑けずり』という番組だった。

    無名な芸人がお笑い合宿しながら、有名な先輩芸人の講義を聞き、ネタで対決し、面白くない人から脱落していくという企画で、Aマッソは最終日まで生き残る活躍をしていて、当時からとにかく印象に残っていた。

    無名な芸人とはいうが、いや、確かに当時は無名だったものの参加者10組の中にはとんでもない逸材がたくさんいて、「ぺこぱ」「(のちの)ひょっこりはん」「(のちの)岡田康太」「(のちの)ダイヤモンド小野」。2ndシーズンでは「男性ブランコ」「ハナコ」「オダウエダ」まで排出している。

    そんな未来の逸材だらけの参加者の中で、加納愛子という人はとにかく異彩を放っていた。尖りに尖っていたネタの内容はもちろん、他のコンビが協力したり時にはケンカしながら必死にネタづくりしている中、むらきゃみが遊んだりぼーっとしてるのにはお構いなく、「それでええねん、相方は楽しく機嫌よく過ごしてくれてたら」という感じで心から嬉しそうに、ひとりでネタを黙々と練っていたのだ。

    ああ、なんかいいコンビだな、と思ったし、(ネタは尖っているけど、)いつか売れてくれたらいいな、って直感的に思えた。

    そんなAマッソが、数年を待たずして徐々に売れていくそこからのシンデレラストーリーは、この本を読んだ方ならすでに知っていると思う。あちこちでAマッソの名前を見るたびに、活躍を知るたびに、嬉しい気持ちになったし、ああやっぱりなって思った。

    だからこの本を読んだとき、まっさきにあの時の「それでええねん」の笑顔が思い浮かんだ。ひとつひとつのエッセイはもちろん楽しいし、心地よい時間をくれた。それはきっと、あの笑顔がもつ彼女自身の魅力があるからで、そこから今のように売れるまでの数年間の彼女の人生に、どうしても思いを馳せずにはいられない。

    とても素敵な、読んでいて幸せになれる、すばらしいエッセイでした。

  • 加納さん(Aマッソ)の印象はアメトーークの本屋で読書芸人、ビビリな人、最近CM出てる、漫才もコントもYouTubeもラジオもやる大衆にもコアなお笑いファンにも人気な芸人というイメージだった。この本を読んで自分の脳内を文章化するのが上手なんだなぁ。という新しい印象も加わった。

    一気に読み終わってしまうのが勿体無くて、時間をかけて読んだ。憂鬱な移動時間も楽しく過ごせる1冊。ちょっとご機嫌になって一歩一歩が軽く踏み出せる。階段を一段飛ばしで降りちゃう感じ!
    お気に入りの話『拳銃!』『雑談もせずに、』『今日は機嫌が良くない一日やったわ』『ありがとーぅ』

    最後のフワちゃんの解説にちょっと感動しちゃった。もし、自分が本を出した時めちゃくちゃ仲良しな友達に書いてもらえたら凄く嬉しいだろうなぁ〜。

  • 加納さんと言えば__YouTubeの本ツイ!企画の印象が強烈で、この本を見た時もそれが真っ先に浮かんで購入。記憶に残るって大事!序盤から大阪出身なのに青森での青春話(妄想)をしててツボでした。ゆるさと独創性が相まった世界観好きです。

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著者プロフィール

加納 愛子(かのう・あいこ):1989年、大阪生まれ。ワタナベエンターテインメント所属。2010年、お笑いコンビ「Aマッソ」を結成。MBSラジオ『Aマッソのヤングタウン』(毎週木曜22:00)、テレビ東京『正解の無いクイズ』(毎週月・火・水曜17:30)にレギュラー出演。4月からは新番組テレビ朝日『A LABBO』(4/2より毎週火曜25:56)が放送開始となる。また、中京テレビ『スナック女子にハイボールを』(4/4より毎週木曜25:04)では、初の連ドラ単独脚本を担当。著者に『イルカも泳ぐわい。』(筑摩書房)、『これはちゃうか』(河出書房新社)、『行儀は悪いが天気は良い』(新潮社)。新たに小説集『かわいないで』(文藝春秋)の発売も発表された。YouTube『Aマッソ公式チャンネル』も好評配信中。

「2024年 『イルカも泳ぐわい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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