忘れの構造 新版 (ちくま文庫 と-3-3)

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  • 筑摩書房 (2024年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784480439901

作品紹介・あらすじ

人間はなぜ忘れるのだろう? 忘却にはどんな意味があるのだろう? 人間が人間であることの意味を深く見つめる哲学エッセイの名著。解説 若松英輔

感想・レビュー・書評

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  • 1984年刊、87年文庫化、2024年新装版。もとは月刊誌『毎日ライフ』に連載の「健忘漫話」(75.8~82.2)、46話、各6ページ。
    日常的なもの忘れ、健忘、想起の失敗、記憶錯誤、記憶の混同、幼児期の記憶、記憶喪失、失語、失書や失読、失行、失認……とくに専門用語が出てくるわけではないが、内容的には広義のメディカル・エッセイ。著者の戸井田道三(1909-88)は能や狂言の評論家。執筆時は66~73歳、人生の思い出や記憶の妙を綴る。とくに、自身のエピソードが興味深い。
    まだ「認知症」という用語のなかった時代のエッセイ群。そう思うと、印象も多少違ってくる。記憶のメカニズムを考える際には、対比でコンピュータも何度か出てくる。そのメタファーがいまは懐かしい。
    医学や心理学の研究成果も援用している。ただ、そのあとの哲学的議論、これが難解。それがなきゃ、よかったんだけど。

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著者プロフィール

戸井田 道三(といた・みちぞう):1909-88 東京都生まれ。早稲田大学卒業。天皇制と能楽の関係を説いた『能芸論』を上梓、民俗学、人類学を援用した能や狂言の考察で知られた。1954年より毎日新聞の能評を担当、のち映画評もおこなった。著書に『日本人のかみさま』、『観阿弥と世阿弥』、『きものの思想』(第17回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)などがある。

「2024年 『忘れの構造 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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