「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 (ちくま文庫 お-78-1)

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  • 筑摩書房 (2025年3月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784480439949

作品紹介・あらすじ

「わたし」を奪われずに生きるために。

性暴力被害、ジェンダー格差、年齢差別、#MeToo……   

社会から軽く扱われてきた暴力に声を上げ続けた記録。

文庫版新章「自由のほうへ行くために」を増補!



社会から隠されてきた小さな声を丹念に取材し続ける著者が、わたしたちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、生きづらさを理解するための新たな補助線を書き加えていく。性暴力被害やハラスメント、痴漢犯罪、#MeToo、2017年と2023年に行われた性犯罪刑法改正──。この不合理な世界で闘うあなたを決してひとりにしない、レジスタンス・エッセイ。新章「自由のほうへ行くために」を増補。



この社会を見る角度や場所を変えなければいけない。

その周辺で何が起きているか見つめなければいけない。

――(本文より)



カバー装画 Kwon Seoyong

カバーデザイン 芥陽子

みんなの感想まとめ

この作品は、性暴力やジェンダー格差といった社会の深刻な問題に対する鋭い視点を提供し、被害者が声を上げることの困難さを明らかにしています。著者は、私たちが普段見過ごしている「らしさ」の呪いを解きほぐし、...

感想・レビュー・書評

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  • 【書評】 『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』 小川たまか - キリスト新聞社ホームページ
    https://www.kirishin.com/book/25943/

    掲載情報〈2019年4月〉『「ほとんどないこと」にされている側から見た社会の話を。』『アウトサイドで生きている』『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』 | タバブックス
    http://tababooks.com/tbinfo/20190515media-2

    小川たまかの記事一覧 - エキスパート - Yahoo!ニュース
    https://news.yahoo.co.jp/expert/authors/ogawatamaka

    小川 たまか Tamaka Ogawa | 現代ビジネス | 講談社
    https://gendai.media/list/author/tamakaogawa

    たまたまな日々
    https://ogatama.theletter.jp/

    「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 | タバブックス
    http://tababooks.com/books/hotondonaikoto

    『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』小川 たまか | 筑摩書房
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480439949/

  • 小川たまかさんのエッセー集。全てが素晴らしい出来栄えだったとはまでは言わないが、引き込まれて読んだ。付箋もいっぱい。
    何が良かったかと問われれば、著者の視点と自己を見つめる視線。
    性暴力について知りたい全ての人に読んで欲しい。特に男性諸氏に!
    本音と建前を使い分ける会社の管理職の方々。
    分かったような気になっている私のような似而非フェミニストさん達。
    被害を被害とは思わないように仕組まれている女性の方々…

    ホントに目から鱗な話ばかり。
    あゝもっと早く知りたかった。
    男性は女性には決してなれない。こうやって教えて頂かないと分からない。
    想像力では補えない。
    被害に遭われた女性は星の数。しかし男性はその痛みに目を向けずにいる。いや、向けたいと思っていない。本気で聞く気など毛頭ない…万が一その気があっても出来ない。
    男性とはそういう生き物だから許してちょっ。で、済む話ではない。
    平等ってどういう意味か知ってる?法律を作って終わり。痴漢をしても罪にならないような社会に平等などある訳がない。

    この目からボロボロと鱗が落ちる感覚は実際に読んで頂かないと分からないと思う。
    読んで下さい。

  • 自分の欲を押し付けて、相手の人生を奪う__
    とても身勝手で許されることではない。
    しかし、被害者が声をあげなければなかったことにされてしまう現実。そんな社会にも、この本を読むまで知らなかった自分にも憤りを感じた。

  • 本の内容がつまらなかった、ではなく、単純に読むのがしんどく感じたので、三つ星にしました。痴漢の加害者の心理について、読むのは特にしんどかった。でも、被害に遭っている方はいるし、当時訴えることもできなかった自分もいる。著者の被害程ではないが、今思えば完全にアウトなことをされた。当時、若いから仕方ないのか、と言い聞かせるように思ったことを思い出した。でもよく考えたら、若いから痴漢に遭っても仕方ない、なんてひどい発想だ。私の体、若い人の体は他者のためにあるのではなく、私だけのため、自分だけのためにあるのだ。勝手に触っていいものではない。
    しんどいけど、知らなくてはいけないことがある。この本はそういう本。

  • タイトルから、マイノリティ全般についての本かと思ってよんだら、そうではなく、主に性被害についての本だった。
    とても読みやすく、被害者が声をあげることの難しさについて非常に高い解像度でかかれていると思う。
    痴漢加害者側の認知の歪みについても触れられているが、こういったことを男性が男性目線で解像度高く書いてくれたら読みたいんだけどな。

  • これから読む方は、「ほとんどない」=性暴力に巻き込まれた、という点に留意して読んでいただきたい。
    嫌な気持ちになったり、フラッシュバックしてしまう方もいるのではないかと感じた。
    そして電車の中で読むことはお勧めできない。

    私は幸にしてこの本で出てくるような事件に巻き込まれたことはないが、女性でも嫌な気持ちになる、そして知らない世界が書かれている。知るべきことだとは思うが、こういった事件を「ほとんどない」ことにしないためにはどうすれば良いのだろうか。

  • 自分の性を他人に蔑ろにされて辛い思いをしたことがある人は、思い出したくないことがフラッシュバックしてしまうかもしれないので、読むには少し注意が必要かも。


    読み終えると、実際に「ほとんどない」のではなく、「ことにされている」の事情が非常に複雑で、どうしたら辛い思いをする人がいなくなるのか答えは出なかった。

    ただ、多くの人がこの現状を知ることで、今後辛い思いをする人を減らしていくことに繋がることは確かだと思った。

    もしチラッと読んでみて大丈夫そうなら、少し気になるところだけ、かいつまむだけでもいいので多くの人に読んでみてほしい。

  • 性暴力や痴漢・ハラスメントなどについて、「こういう見方もありますよ」「こんなところを見逃してはいませんか」と知っているつもりだった自分の認識を改めてくれる内容が沢山あった。
    被害に遭われた方にとってはつらい内容かも知れないが、このような内容について学びたいと思っている人に向けての入門書として丁度よいのではないでしょうか。

  • ブログの文章をまとめたものだとは知らずに読んだので、思ったよりとりとめがない印象。それなりにずっと追っている話題ではあるので(知らなかった!)て内容はそんなにないんだけど、もう10年近くたつのに改善してるどころか後退してる部分とかも見えてきて、いや「ほんとどない」ことにされてい”ない”側こそ読もうよ…てなる

  • 私自身、あれは性暴力だったのかも?と思うこともあって読んでいて辛くなったときもあったが、同時にとても勇気付けられた。
    堂々とフェミニストであると誰にでも言える世の中になってほしい、そういう世の中にしていきたいと強く思った。

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著者プロフィール

小川たまか(おがわ・たまか)1980年生まれ。ライター。著書『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(ちくま文庫)、『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)ほか。

「2026年 『Colabo攻撃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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