星の牧場 (ちくま文庫 し-59-1)

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  • 筑摩書房 (2025年3月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784480440174

作品紹介・あらすじ

この本は私にとって昔から、そして今でも一番の親友ですーー絲山秋子(作家)

闇が深ければ深いほど、光が際立つような切実さに満ちた作品ーー小林エリカ(作家・アーティスト)



復員兵モミイチの失われた心にやさしく満ちてくる光と音。

数々の賞を受賞し愛された名作の復刊。



児童文学者で小説家の庄野英二の代表作になる長編ファンタジー小説。世界大戦の復員兵イシザワ・モミイチは戦地で、愛馬ツキスミを失い、心に深い傷を負って、記憶もまた失っている。ある日、牧場で働くモミイチは、馬の蹄の音を聞き、それに導かれるように山に分け入ると、クラリネットを吹く男に出会う……。刊行当時、数々の名だたる児童文学賞を受賞した名作の復刊。解説 絲山秋子



カバーデザイン/六月 カバー装画/カシワイ

感想・レビュー・書評

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  • 優しい物語だった。
    山の上の牧場に暮らすモミイチと、彼が出会うオーケストラの奏者たちの本当のような嘘のような…春から秋にかけての物語。
    色彩が鮮やか。植物の名前がたくさん出てくる。豊かで、いい山なのだと分かる。山の奥の、どこか開けた桃源郷のように感じた。

  • 時代背景が描かれているもののなかなか日本の風景として、変換できなかったが、モミイチの見ているもの感じているものの美しい映像や音楽が素晴らしい。

  • 学生時代に角川文庫で買って読んだ。庄野英二といえば「アルファベット群島」に最初に出会って、それがいまもいちばん好きだけど、この作品もよかった記憶があるので、なつかしくてつい買ってしまった(よく考えたら角川文庫が本棚にあった)。
    ちくま文庫で再刊して、ついでに「アルファベット群島」も復刊しないかしら。

  • 2025.09.10

  • 本屋さんで、ふと装丁にひかれて手に取った一冊。

    柔らかなひらがなに包まれた文章のなかには、戦争の記憶と夢のような幻想が共存していて、読みながら何度も立ち止まりました。

    育児と仕事のあわただしさの中でふと息を抜きたくなったとき、こんな物語に出会えるのは、私にとっての小さな奇跡のようです。

  • 文庫化されたのを機に購入。
    小学生の時からもう何度も繰り返し読んでいる、楽しいけれど物悲しく心を締めつけられる。
    戦争で心を病み帰ってきたモミイチが、山の中でであった自由に楽しく生きる”ジプシー”たちと心を通わせる物語。
    ジプシーたちの暮し、そのコミュニティーはやさしくゆるやかで、まさにファンタジー。でも、子どもの頃は、ほんとうにこの国の山の中にはそんな世界が存在するのではないか、と夢見ていた。今も本当にあって欲しいし、できればその中でくらしたい、と思う。
    人のありよう、社会のありよう、そして、戦争についても考えさせられる。

  • 2025/4/2読了
    音や景色の描写が豊富で、自然をたくさん浴びれる

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著者プロフィール

庄野 英二(しょうの・えいじ):1915?1993 山口生まれ。児童文学者。小説家。1937年入営。39年以降、旧満州、ジャワ、ビルマなどを転々とし、終戦時にレンパン島で抑留。復員後、帝塚山学院の教師を務めながら執筆。63年に刊行した『星の牧場』で日本児童文学者協会賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞、エッセイ『ロッテルダムの灯』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞、著作多数。弟は作家の庄野潤三。

「2025年 『星の牧場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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