〈ほんもの〉という倫理 ――近代とその不安 (ちくま学芸文庫 テ-16-1)

制作 : 田中 智彦 
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480511607

作品紹介・あらすじ

個人主義や道具的理性がもたらす不安に抗するには「〈ほんもの〉という倫理」の回復こそが必要だ。現代を代表する政治哲学者の名講義。解説 宇野重規

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近代社会に特有の、三つの不安がある。第一に、個人主義により道徳の地平が消失すること。第二に、費用対効果の最大化を目的とする道具的理性が社会の隅々にまで浸透すること。第三に、「穏やかな専制」が訪れて人々が自由を喪失し、政治的に無力になること。著者はこれらの不安の由来と根拠をあらためて問い質し、近代の道徳的理想、すなわち「〈ほんもの〉という倫理」の回復こそが、よりよい生と未来を切り拓くための闘争を可能にすると説く。現代を代表する政治哲学者が、その思考のエッセンスを凝縮した名講義。
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今、テイラーを読み直すなら、本書は格好の入り口になる──宇野重規
「希望」へのリアリズム

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【目次】
第1章 三つの不安
第2章 かみ合わない論争
第3章 ほんものという理想の源泉
第4章 逃れられない地平
第5章 承認のニード
第6章 主観主義へのすべり坂
第7章 闘争は続く
第8章 より繊細な言語
第9章 鉄の檻?
第10章 断片化に抗して

訳者あとがき
文庫版訳者あとがき
解説 テイラーを理解するための格好の入り口(宇野重規)

索引

感想・レビュー・書評

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  • たしかにフンボルト解釈でも使えるところがありそう。

  • ホンモノの回復が不安を取り除く

  • ところどころ、まったく共感できない

    第4章「選択」それ自体が価値を授けると誤認する逆行ムーブ
    第5〜6章単なる「差異」の承認や名前付がなぜ意味を為さず地に堕ちるか

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著者プロフィール

チャールズ・テイラー(Charles Taylor):1931年、カナダ生まれ。オックスフォード大学にて博士号(哲学)取得。マギル大学名誉教授。自己論や道徳論から、言語論、宗教論など幅広く論じ、テンプルトン賞、京都賞などを受賞。ケベック新民主党の結成にも参加した。著書に『ヘーゲルと近代社会』『自我の源泉』『今日の宗教の諸相』『世俗の時代』など多数。

「2023年 『〈ほんもの〉という倫理 近代とその不安』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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