霊魂の民俗学 日本人の霊的世界 (ちくま学芸文庫 ミ-2-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480511935

作品紹介・あらすじ

出産・七五三・葬送など、いまも残る日本人の生活儀礼には、いかなる独特な「霊魂観」が息づいているのか。民俗学の泰斗が平明に語る。



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出産・七五三・成人・結婚・葬送など日本人が経験する人生儀礼や、各地に伝わる習俗や祭りのなかには、いかなる「霊魂観」が反映されているのだろうか。本書は、ミロク信仰から都市伝説までの多様な事例とともに、霊魂という実在が「この世」と「あの世」のあいだを往還するという日本独特の世界像と、その移動にともなって不安定になる霊魂をおちつかせるためにも儀礼が必要とされたことを説く。迷信の一言では片づけられない、日本の生活文化にいまも息づくアニミズム的心性を解明した宮田民俗学の真髄。講演記録を中心に編集された、平明な語り口による一冊。   解説 小松和彦・林 淳



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宮田民俗学は「霊魂観」に収斂するーー

いまも息づく日本人の

アニミズム的心性



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感想・レビュー・書評

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  • 日本エディタースクール出版部(1988.11)
    霊魂の民俗学 - Webcat Plus
    http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/2046070.html

    洋泉社(2007.4)
    霊魂の民俗学 : 日本人の霊的世界 - Webcat Plus
    http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/4101447.html

    霊魂の民俗学 宮田 登(著/文) - 筑摩書房 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480511935

  • 昭和の終わりに書かれた本。

  • https://www.amazon.co.jp/dp/4862481361
    洋泉社MC新書 2007年の文庫化

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著者プロフィール

宮田 登(みやた・のぼる):1936年、神奈川県生まれ。筑波大学教授、神奈川大学教授、国立歴史民俗博物館客員教授、文化庁文化財保護審議会専門委員、江戸東京博物館客員教授、旅の文化研究所所長等を歴任。その関心は民俗学から日本史学、人類学等、周辺諸学におよんだ。柳田賞、毎日出版文化賞特別賞受賞。著書に『江戸のはやり神』『日本の民俗学』『神の民俗誌』『妖怪の民俗学』『山と里の信仰史』『都市とフォークロア』『宮田登 日本を語る』(全16巻)等がある。2000年、没。

「2024年 『柳田國男全集 別巻2 補遺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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