閔妃暗殺 朝鮮王朝末期の国母 (ちくま学芸文庫 ツ-12-1)

  • 筑摩書房 (2024年8月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784480512567

作品紹介・あらすじ

誰が何のために? 日本の外交の黒歴史を読む。  解説 森万佑子



1895年10月8日、朝鮮駐在特命全権公使・三浦梧楼指揮の下、日本の官僚と軍人が朝鮮王朝の王宮・景福宮に乱入し、王妃を殺害するという大事件が発生した。本書はその?末を詳述したもの。韓国でも翻訳出版され、大きな反響を得た。日本で「閔妃暗殺」と呼ばれるこの事件は韓国では「乙未事変」と呼ばれ、日本人にとっての「忠臣蔵」のように誰もが知る歴史的出来事となっている。一方、日本では歴史教科書への記載も少なく、認識している人も多くはない。いったい誰がなぜこのような凶行を計画したのか? 未来のために、日韓関係に深い傷を残したこの大事件の全容を知る。

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  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/721710

  • 大院君、政権を握る
    閔妃登場
    悲しき王妃の座
    閔氏一族の結束
    王世子誕生
    朝鮮の鎖国を破った日本
    反閔妃、反日のクーデタ
    大院君拉致事件
    開化派青年たちの見た日本
    閔妃暗躍
    王妃をとりまく外国人たち
    刺客と世紀末のパリ
    外務大臣陸奥宗光の記録
    朝鮮王朝の分裂外交
    閔妃の自負心
    日本公使の交替
    下関の李鴻章
    公使井上馨の失権
    王妃暗殺計画
    決行前夜
    暁の惨劇
    広島裁判の謎
    陸奥宗光への疑惑
    日韓併合への道
    隣国への遺憾の念・それを基にした有効関係・相互理解を深めて下さるように

  • 韓国併合までの日韓の動きが分かりやすく書かれていて、馴染みの薄い時期の日韓関係の理解に助かった。

  • 【書誌情報】
    『閔妃暗殺――朝鮮王朝末期の国母』
    著者:角田 房子(1914- 2010) ノンフィクション作家。
    解説:森万 佑子(1983-)
    シリーズ:ちくま学芸文庫
    定価1,760円(税込)
    Cコード:0121
    整理番号:ツ-12-1
    刊行日: 2024/08/07
    判型:文庫判
    ページ数:512
    ISBN:978-4-480-51256-7
    JANコード:9784480512567

     一八九五年一〇月八日、三浦梧楼公使主導の下、日本の役人・軍人が朝鮮の王妃を殺害した。この戦慄すべき事件の詳細を描く!
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480512567/

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著者プロフィール

角田 房子(つのだ・ふさこ):1914- 2010年。ノンフィクション作家、日本ペンクラブ名誉会員。福岡女学院専攻科卒業後、ソルボンヌ大学に留学。精力的な取材と綿密な検証に基づき、日本の近現代史にまつわるノンフィクションを数多く手掛けた。85年『責任 ラバウルの将軍今村均』で新田次郎文学賞受賞、88年『閔妃暗殺』で新潮学芸賞受賞。95年「日韓の歴史・三部作」完成を機に東京都文化賞を受賞。

「2024年 『閔妃暗殺 朝鮮王朝末期の国母』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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