ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
3.18
  • (0)
  • (4)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 65
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480683427

作品紹介・あらすじ

キリスト者として、歌人として、生と死に向き合った死刑囚・1968年の横須賀線爆破事件の犯人純多摩良樹の後半生の壮絶な生き様を豊富な資料を元に描く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1968年に横須賀線内に爆薬を仕掛け、死者1人・負傷者多数を出し死刑囚となった純多摩良樹の評伝。正直なところ、死刑になるほどのことをしたのだろうかと思いもする。素直そうに思える一方、ところどころ自己顕示欲が強い人のような感じもする。でもそれは、当時の普通だったようにも思う。生まれる前に父は戦死し、幼少期は母にもつらく当たられ、中卒で大工になり、25歳から32歳までは獄中で暮らした。この人の人生って何だったのだろうと複雑な思い。
    純多摩は入獄してから短歌を始めた。書中でも何首も紹介されていて、かなりこなれた感じ。短歌にどういう思いで臨んでいたのかとか、もっと知りたかった。
    評伝というけれど、ほとんど純多摩良樹の一人称で書かれている。これって著者が書いたものなのだろうか。……とは思えなくて、やっぱり純多摩本人が書いたものなのでは。そして、それを加賀乙彦著にするのってどうなんだろう。

  • なんだかもうやりきれなくて、感想が書けない。

  • 加賀乙彦さんと死刑囚・純多摩良樹の交流記。
    罪を見つめ、罰を引き受けるとはどういうことか。
    死を受け入れ、乗り越えて生きることは可能か。
    1968年の横須賀線爆破事件の犯人で死刑囚の短くも懸命に生きたその姿を描き出す。

  • 2019.03.29 図書館

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=337617

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

加賀 乙彦(かが おとひこ)
1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。『フランドルの冬』で芸術選奨文部大臣新人賞、『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、『宣告』で日本文学大賞、『湿原』で大佛次郎賞、自伝的小説『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞、自伝的大河小説『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞している。その他の著書に、『錨のない船』『不幸な国の幸福論』など多数ある。
近年は、殉教者を描く歴史小説『ザビエルとその弟子』、ペトロ岐部の生涯を描いた『殉教者』などを発表。

ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書)のその他の作品

加賀乙彦の作品

ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする