- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480683885
作品紹介・あらすじ
いま、「子どもを守る仕事」、すなわち児童福祉の仕事が見なおされています。日本の社会がゆがみ、その影響を無垢な子どもが受けているからです。本書では、保育士、教師、児童養護施設職員、児童相談所職員、里親、ソーシャルワーカーなど、子どもの成長に関わるすべての職業の魅力と意義、働き方を考えます。
感想・レビュー・書評
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岡山孤児院を作った石井十次さんを評した言葉、
「対象に近づいて一緒になることと、大局に見るということが自分の中で内的に統合できた珍しい人だ」
という言葉が印象に残った。
「社会福祉の仕事は、たった一人の命と生活を守る為に行動することと同時に、社会全体に働きかけることが大事だ」という同意の文章が続いた。
いつも意識して仕事をしていきたいことだなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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●わが国では社会的養護を必要とする子供たちへのしわ寄せがいっそう強まっている。
● 2015年の日本の相対的貧困率15.7%。子供の貧困は、13.9%。つまり17歳以下の子供のうち7人に1人が貧困であると言うこと。
● 2019年に虐待で亡くなった児童が54人もいる。 -
369.4
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
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いま、「子どもを守る仕事」、すなわち児童福祉の仕事が見なおされています。社会がゆがみ、その悪影響が未来ある子どもに及んでいるからです。本書では、保育士、教員、児童養護施設職員、児童相談所職員、里親など、子どものいのちと生活を守る職業の魅力と意義、働き方を考えます。(出版社HPより) -
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著者の佐藤優さんって、あのロシア通で元外交官作家のあの人と同姓同名なのかなと思ったら本人だった。佐藤さんは子どもの社会的養護のような分野にも関心があるようで、心理師の池上さんと二人して、その世界で長らく活動してきた遠藤初江さんのオーラルヒストリーを引き出すという趣向。
3人が同じ方向を向いている鼎談は、そうですね、そうですねとスムーズに話が進みいまいち面白さには欠ける。ネームバリュー的には佐藤さんが突出していて、だから筆頭著者でもあるんだろうけど、やっぱり現場で経験を積んできた二人に及ぶものではないはず。それなのにいろいろ解説してくれたり持論をぶってくれるのはちょっと煩わしい。
佐藤さんも遠藤さんもクリスチャンということもあるんだけど、「自力でできると思わないほうがいいですね。祈ることが重要なんです。」(遠藤、p.213)みたいな話で一致してるあたりはどうなんだろうと思った。確かに社会的養護の世界ってクリスチャンの人たち頼みのところがあるだろう。クリスチャンの人たちにとっては「祈り」ながらかかわっていくことが重要かもしれない。でも「クリスチャンの社会的養護」じゃなくて、社会的養護そのものがテーマなのだから祈りという概念はひとまずおいといたほうがよかったのではないだろうか。 -
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「子どもを守る仕事」にはどんなものがあるのか、児童福祉制度の歴史とこれからや、子どもを守る仕事をする人に求められてることが書かれています。
メモ:
・子どもを守る仕事をする人に求められてるもの:
▶子どもをありのまま受け入れて、子どもの代弁者になること
▶時代のニーズを感じ取る感性を養うこと
・自分のエゴイズムを大切にする
・時には冷たさも必要 -
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