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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784480684745
作品紹介・あらすじ
叱られないのに、学校がつらい
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。
現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。
*本文より一部抜粋*
カウンセリングで多くの家庭を見る中で「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。
感想・レビュー・書評
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最近の「叱らない」子育て、教育に違和感を感じていたので、同意することがたくさんあった。
なんでも言いなりや、ひたすら褒めて伸ばすというのはもちろん良くない。でも上手に叱ることも難しいので、匙加減が大事だなと思う。
そういえば、子どもが小さい時に鬼から電話がかかってくるアプリを私も使っていた。
叱らずに怖がらすって、ダメなやつだ…
対して、「悪い子はいねがー」のナマハゲはOKっていうのは、理由を読むと納得。
きちんと訊くこと、伝えること。面倒くさがらずにしようと思った。 -
夏休みが目前ですが、年度が変わって子どもたちを叱ることが多くて、どうにかならないかと考えていた時に出会いました。
思い通りにならないと耐えられない心は、「叱られる」こと「押し返される」ことの経験が少ないために生まれる。
ということが知ることが出来ました。
私が関わる子どもたちの中には、どうして叱られているのかわからない、と言うか「こんなことで叱られるの?」という表情をする子どもがいます。なので、こちらが叱るポイントというか、「今どきはこういうことはどうでも良いことなのだろうか」と思いながら接しています。
でも、子どもたちの今後を考えると譲れないものは譲れないので、しっかりと伝えていきたいです。 -
一般的な子育て本かと思い手にしたけれど、不登校や問題行動のある子どもの現状と対応について書かれた本でした。
現状も対応もなるほどと共感できる部分は多い。でも、私自身長いこと子育てし学校に関わることも多く、かなり多くの事例を見てきた。
そのせいか、この本に書かれていることが目新しい考えということもなかったかな…
近年のいじめ対策基本法や多様性の受容推進などの対策の中で、それはおかしくないか?と思う様なことがたくさんある。
そんなおかしなルールがある限りモンスターペアレントや我慢ができない子どもはドンドン増殖して、不登校は増えるし学校はトラブルだらけになると思う。
その辺をもう少しなんとかしなければ、増えていくトラブルに学校も対処しきれないのでは?
と常々思っているのだけれど、そこには触れられていなかったな…
結局は親がどう振る舞うか、が子どもの成長を左右するのだろうと思うけれど、親がどう振る舞うべきかを学ぶ機会はない。
高校や大学で、親学とかの授業があればいいのにな〜 -
読了。学校に適応できなくて、不登校になってしまう子どもたち。ゆっくり休むことで復活できる子もいるかもしれないが、単純に休ませればいいということではないよなぁと、思いっきり共感でしました。子どもだけの問題でなくなってくるから難しい。
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幼児教育関連の仕事をしていて、最近叱られない子供が増えているのを感じています。
この本は不登校といった問題を抱えたお子さんとの関係について書かれています。
仕事では、幼稚園や学校以外でもっと学ばせたいというご家庭のお子さんたちがいらっしゃるので、不登校といった問題はないのですが、読めば読むほど、その子の性格や家庭状況によって問題の出方や接し方は変わってくるのではないかと感じ、本当に子育てって難しいなと思いました。
子育てには正解はなく、やはりいろんな壁や問題にぶつかって、親子で向き合って、時には他人の手を借りながら乗り越えていくしかないんだなと思います。 -
世界は私たちが生まれるずっと前から存在しており、私たちに合わせて設計されていない、その通り過ぎる。
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子供と毎回ゲームのことで喧嘩になることがいけないことだと思っていたけど、お互いに行きすぎない程度に押し合うことは子供が世界からの押し返しを経験することにもなるし、まだ仲直りのきっかけがお互い掴みやすい小学生のうちは、面倒がらずに、このゴチャゴチャしたやり取りをした方がいいのだとホッとした。
叱りすぎないこと、思い通りにいかないときの対応の手本を親が見せることを忘れずにいたい -
私は、「正しい叱り方」がわかりません。
小さい頃は、母に感情的に叱られることが多かったと記憶しています。ただ、叱られすぎたせいか、親の顔色をうかがい、怒られないように行動するようになっていました。自分の行動の何が悪かったのかまでは、あまり考えられていなかったと思います。
そんな幼少期の自分の姿が正しかったとは思わないからこそ、子どもに対して感情的に叱りたくないと強く感じています。しかし、いざ叱る場面になると「正しい叱り方」がわからず、その場しのぎでやり過ごしてしまっていました。
ところが、子どもが2歳後半にもなると、無理なことでも自分の意見を押し通そうとする場面がかなり増えてきました。きちんと対応できるようになりたいと思い、本書を手に取りました。
最近では「褒める育児」がよく取り上げられるようになり、私のように叱ることに抵抗を感じる親が増えているそうです。
しかし、そうした社会環境の中で叱られずに育った子どもたちは、自分のネガティブな面を受け入れられなかったり、過度な万能感を抱いてしまい、不快な感情を処理できなくなってしまうことがあるようです。その結果、小学校の早い段階から不登校になる子どもも増えてきているといいます。
子どもが学校などの社会に適応していくためには、親がネガティブな面も恐れずにきちんと伝えることが大切だということが、本書を通してよくわかりました。特に未就学の時期から、親子で不快な感情を受け止め、整理していく経験を積むことで、子どもは「あなたは大切な存在だ」というメッセージとともに、自分のネガティブな面も受け入れやすくなるのだと分かりました。
叱ることは、子どもから反発を受けることもあり、正直なところ面倒だと感じることもあります。
それでも、子どもが将来、社会に出たときに適応できず苦しまないためには、親が叱るべき場面でしっかりと向き合い、子どもを納得、説得させることが必要だと実感しました。
なお、本書では「何歳から叱り始めるべきか」といった明確な年齢の記述はありませんでした。
そのため、我が家では、3歳くらいまではできる限り本人のやりたいようにさせてあげて、それ以降は社会のルールを少しずつ教え、身につけていってもらえたらいいなと思っています。 -
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最近教育関係の本をよく読んでいたが、、、この本、きたー。
正直タイトルには違和感があった。叱らないが子供を苦しめる?
最近は褒めて伸ばすのが主流、いいんでないの?と思うことが半分、
確かに今の風潮、ちょっと違うんじゃないか、と思うこと半分。
読み始めるといきなり登校拒否、不登校。
時代遅れの学校なんざ行きたくなかったら行かなくてもいい、そう思ってた。
しかし読み進めるにつれ、、、そればかりではない。
子供の時からなんでも思うようになる、と思わせてしまうことが
どんなにリスクがあるか。どうにもならないことがあることを知るのも必要。
・・・そりゃそうだな。不快だから、と、自分の我儘だけ通していたら
生きてはいけない。
社会に適応することが必要だと。
社会に振れず、親の庇護のもとであればごり押しできても、
そんなの通用するわけがない。
まして親にも反発し家庭内暴力になるような子は、その後社会では生きていけない。
この本は発達障害にも触れている。
不適応と発達障害の区別は難しいと。
発達障害は周りの協力がなくては今の社会環境で生きていくのは大変。生きづらい。
しかし不適応は、、学べる。親が辛抱して学ばせる。
学ぶってのは暗記じゃない。社会で生きていくことだ。
それを子供の不快を無くす、という安易な方に走ってはいかんのだと、、
いい本だ!
はじめに
第1章 子どもの不適応が変わってきた現代
1 不登校の歴史を振り返る
まだ説明可能だった不登校/説明ができない不登校の出現/不登校の多様化・あいまい化/不登校はどんな子どもにも起こるが……
2 「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」はなぜ効果的なのか?
不登校の子どもたちは強い登校圧力にさらされてきた/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針について/「学校には行くべき」と反する気持ちを抑え込む子どもたち/抑え込んだ気持ちが悪さをする/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針の有効性/「学校には行くべき」という価値観の意義とその変化/意味がないというわけではないけれど……
3 従来のアプローチでは改善しない事例の出現
従来の不登校支援において大切なこと/従来のアプローチでは改善しない不登校の出現/本書で目指すこと
コラム 不登校はなぜ増えているのか?
第2章 成長に不可欠な「世界からの押し返し」
1 思い通りにならないことに耐えられない子どもたち
「思い通りにならない場面」への強烈な拒否感/「思い通りにならないことを受け容れる」ために必要な経験/不快感を関係性の中で納めていくこと/「世界からの押し返し」が少ない子どもは不適応になりやすい
2 「世界からの押し返し」になっていない大人の関わり
「世界からの押し返し」を外注する/子どもの現実を「加工」する/子どもの環境を「操作」する/不快感から目を逸らすための「仲良し」/「押し返し」ができない教師
3 ネガティブな自分を受け容れられない子どもたち
私に「✓」を付けないで!/不登校の主因になり得る「ネガティブな自分を認められない」という特徴/学びの前提は「未熟であることへの不全感」/子どもたちが抱く「万能的な自己イメージ」/こころの奥底にある自信の無さ
4 学校で見られる具体的な不適応パターン
環境に対して過剰に適応しようとする/他の子どもが叱られているのが怖くて学校に行けない/他者を低く価値づける傾向と絶え間ない自己否定/苦しい状況を「操作」する/子どもの問題を抱えられない親の反応
コラム 反抗期って必要?
第3章子どもの「不快」を回避する社会
1 何が子どもたちの不適応を生み出しているのか?
本書で「自己愛」という表現を用いない理由/従来の仮説との相違点について/社会背景が子どもたちの不適応を生み出している可能性
2 子どもを不快にできない社会
学校が変わることの意味/「要らない不快」と「成長のための不快」/「褒めて伸ばす」が変質してしまっている/「やりたいこと」と「できること」/社会の風潮が学校や家庭に降りてきている
3 外界と調和することへの拒否感
「なまはげ」が教えてくれる大切なこと/「外界と調和するつもりがない」というマインド/個性とは他者との関係の中で滲み出るもの/only one とoneof them
4 外罰的な風潮の影響
「恥ずかしい」から「怖い」への推移/他責的なスタイルで生きていくリスク/「自由」と「責任」の連動性を学ぶこと
コラム それって誰の問題?
第4章 子どもが「ネガティブな自分」を受け容れていくために
1 「ネガティブな自分」を受け容れる
支援の目標を考える/「ネガティブな自分」と向き合う/「ネガティブな自分」に向き合わせるための要点/向き合わせることが効果的なのは期間限定である
2 親子関係をもとにしたアプローチ
親子関係から始めねばならないが、母屋を壊してはならない/子どもの状態像に対する親の価値観を確かめる/親が子どもの心理的課題を「正しく認識する」ことの価値/支えとしての「甘え」/「甘え」と「甘えではないもの」の弁別が絶対に必要/支えとしての「安全な対話」
3 本人との「付き合い方」
カウンセリングに来ることの意義/カウンセリングでの本人との「付き合い方」
4 学校との関係がこじれやすい家庭への対応
どんな事例を想定しているのか?/学校とのやり取りで見える特徴的なパターン/学校での対応/経過や予後について
コラム You Message とI Message
第5章 予防のための落穂拾い
1 その他の不適応との関係
従来の不登校/ゲームにのめり込む/発達障害との弁別/身体症状との関わり
2 支援の落とし穴と予防について
見逃しやすい落とし穴/家庭でできる予防の例/学校でできる予防の例
3 最後に大切なことを
子どもたちに関わる大人たち/「誰が支援を行うのか」という視点
コラム スクールカウンセラーは何をしている?
おわりに
引用文献・参考文献 -
こういう本を読むと、著者はさぞ立派な子育てをしているんだろうな…と卑屈になることがある。しかし本書は、「鬼から電話がくるアプリを使って、悪いことをした子供を怖がらせた」という著者のエピソードをダメな例として懺悔していて感動した。取り繕わず、自分の失敗を認められるのが真に強い人だと思う。また、「誰でも試行錯誤しているんだ」と親近感も出て、文章が心に響くようになった。
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社会に出ることを考えると、大人も叱り方を考えないといけないと思いました。時代や社会の雰囲気が強く影響しているなと思いました。
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特に小学生くらいの保護者なら、一つくらいは近しい経験を見つけられるのではないか。
面倒になったり、ラクな方に逃げるように、叱らなかったり、ナアナアで終わらせてしまうことはあるだろうが、
やはり意見を伝えるべきところではきちんと向き合うという、当たり前のことが大切だと気が付かされる。
本書とは違うけど、子どもの叱り方って難しい。
叱る側がヒートアップしてしまったり
怒りの矛先のおさめ方、叱ることをやめるタイミング
など、どうしたらうまくいくのかわからない。
あ、私はいい子だったので叱られる経験があまりないからかな。それはそれで、良くないなと感じる。
自分が不機嫌になることで、怒りを示せるかなと期待するが、実はそんなことは全くないんですよね。。
著者はスクールカウンセラーなので、ちょっと叱り方を習いたい。 -
子どもを叱ることがうまくできない、と悩んでいてこの本を手に取った。バイトで子どもに注意する機会があるけど、なんだか「ぱしっ」といかない。この本を読んで、私は子どもが不快になることを過度に恐れていたと気づいた。思い通りにいかず世界から押し返されることを小さな頃から経験するのは大事と知って、したいようにしてあげるだけが優しさじゃないとわかった。ネガティブな部分があるあなたでも大切だと伝えつつ、自分の中にある苦手やわからなさと上手に付き合えるようにお手伝いしたい。
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良書。新書ながらも大変読みやすかった。
未就学児2人を育てる母として、大変惹かれるタイトルだったので手に取った。
親として長年感じていた違和感(叱らない親が多いと感じるが、そちらと比べると我が家は叱り過ぎ?しかし叱ることをやめるとネガティブなことがあると、すぐに挫けてしまう子どもになるのでは?)が解消された。 -
・責任の範囲を自覚する
・心配ベースで伝える
・自身の未熟性から目を逸らす
・子どもが落ち込むからといって、
子どもに伝えていることが不要とは限らない
・思い通りにならない環境に出会った時の
不快感が親子関係の中で受け止められ、
なだめられながら納めていく
・思い通りにならない場所での体験を通して、
不快感を納め、環境との調和を経験していく
・その年齢に応じた責任を感じ、引き受けていく
ことが社会的な成熟のためには欠かせない
心理的衝撃を受ける経験の有無が
大きな別れ道となる。
もう一度読み返そう。
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感想 :

この本はオイラの考えと全く同意見。
水は高い所から低い所へしか流れません。
みん...
この本はオイラの考えと全く同意見。
水は高い所から低い所へしか流れません。
みんな平らにしちゃったら流したいものも流れません。
例えばかけっこ。
みんなで手をつないでゴール。
これは教育と言えるのでしょうか?
とても読んでみたい本のアップをありがとうございます。
「みんなで一緒にゴール」ってありましたね。子どもの運動会ではまた順位が復活してたので、試行錯誤してるところ...
「みんなで一緒にゴール」ってありましたね。子どもの運動会ではまた順位が復活してたので、試行錯誤してるところなんでしょうか?
みんなが叱らない世の中にモヤモヤしてた私には、面白い本でした。
平成のゆとり世代が相対的には失敗に終わったから、令和に入った今試行錯誤してるんじゃないでしょうか。
ねこさんがその世代だ...
平成のゆとり世代が相対的には失敗に終わったから、令和に入った今試行錯誤してるんじゃないでしょうか。
ねこさんがその世代だったらごめんね。
オイラは超競争世代とでも言うのかな。団塊ジュニア世代ですから。
とにかく勉強。とにかく良い大学。そして良い会社。
そんなレールとバブルがギリギリ弾ける前の世代なので。
あっ。
ゆとり世代が失敗というのは言い過ぎかな。
宮藤官九郎さんのゆとり世代ですが何か?じゃないけど、この世代でもすごい人いっぱい出てるもんね。
オイラも教育を勉強して端くれとして、そして次のバトンを渡す子どもたちを見て、ボーっとだけど、考えることあるなぁ。