こころの底に見えたもの

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 97
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687197

作品紹介・あらすじ

ヒステリー、催眠術、狐憑き、トラウマ、こころの底は不思議なことばかり。精神分析を作り出したフロイトがそこで見たものは?心理学誕生の謎を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • (古書にて入手)
    精神分析の元祖フロイトを中心に心理学が生まれたころのこと、「心の底をのぞいたら」の続編。

  • 若い読者に心理学が誕生した歴史を分かりやすく説く。フロイトの精神分析の話は外せない。

  • 1冊目の、「こころの底をのぞいたら」の続編。前作の34年後に出された本。

    今度は、心理学をフロイト(19世紀の精神分析学者)の分析を土台にして解説する。現在の精神医学や心理学は、フロイトの分析や作り出した言葉を基礎にしている。その、難しい心理学用語そのものができる前の時代、フロイトが生きた時代を体験する形で書かれた本。

    昔からあったヒステリーという病気をテーマに、こころの仕組みを、難しい言葉を使わずにやさしく紐解く。こころの病に悩む多くの現代人にとって、”病気の原因を探す旅は、自分探しの旅で、生きなおし、自分を作りなおすための旅でもある”という見解をされている。他にも、21世紀を生きる私たちにとって、もはや避けては通れない「こころの問題」。それを考えるヒントとなる言葉がたくさん載っている。

  • ヒステリーは、社会の変化によってさまざまな形で出てきた病気ともいえそう。

  • 易しい言葉一つひとつに含蓄があるなぁと。「解釈することは、作用と反作用のようなもので、自分が解釈されることでもある。」

  • すごくわかりやすい「深層心理」(精神分析)についての本。心理学については、どうしても個人の問題としてとらえやすいが、フロイトが当時おかれた社会的な背景を含めて解説されていてあらためて納得。精神分析が個人的な問題に終始する背景にも社会的な背景があることがわかった。「なだいなだ」さんは難しいものを平易に語れる人で、亡くなられたのが残念である。

  • フロイトのお話し。心理学の誕生。

  • 面白かったです。

  • 高3のときに父親が「読んだら?」と言うので読んだ
    内容あまり覚えていない

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著者プロフィール

なだいなだ:1929-2013年。東京生まれ。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

「2023年 『娘の学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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