- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480687494
感想・レビュー・書評
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中高生向けにブッダの知恵を紹介した人生論。スリランカ出身の著者は最近では、著作も多いベストセラー作家だが、読んでみて納得。とにかくシンプルでわかりやすい。
スリランカは、日本の大乗仏教とは異なるテーラワーダ仏教という宗派なのだそうで、これは、ブッダの教えを忠実に守ろうとするもの。これっていわゆる原理主義?と思って若干身構えたりしたのだけど、言っていることはきわめてシンプル。人は生まれ、老い、病み、死ぬ。同じ瞬間は二度と訪れないし、物事は決して留まらず、変化し続ける。その中でいかに一瞬を充実させて生きるか。そして因果応報。物事には原因があって結果がある。謙虚に、自分の感じ方を絶対と決して思わずに柔軟に多様性を受け入れる。
ブッダは、戒律のようなものを示してこれをすべし、ということはいっていない。自分自身が悩み、成長し、老い、死んでいく過程をそっとサポートしてくれるような教え。これってやはり、私たちにはとても自然で馴染みの深い考え方だなと実感しました。 -
21/8/1 80
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なんなんだろう?この他宗教(キリスト教やイスラム教)や他分野学問(哲学や科学)への好戦的な見下すような著者態度は?
ビックリ。
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▼ 100文字感想 ▼
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心とは「生きていること」と語る、スリランカ仏教の長老、
アルボムッレ スマナサーラ氏の著書。初めて読んだ時、
「へ〜、仏教ってこんなにわかりやすいものなのぉ」と
驚いた。仏教入門書としてこれ以上の本は、ないと思う。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■「人の役に立つように生きる」ということは、簡単なこと
ではありません。なぜなら、相手にも自由があるからです
■生命はみなプライドを持っている。だから世の中では、
やたらに人にアドバイスしても、逆にされてもうまくいか
ないのです
■人はひとコマひとコマ、瞬間瞬間、別人になっている。
別人なのですが、それを「繋げている」のです
■幸福か不幸かの判断基準は、何が楽しく感じて、何を
おもしろく感じるのか
■「人の愛情」というのは、「自分が仕事をして得るもの」
なのです。それにはどうすればいいかというと、簡単で
す。自分が先に笑ってあげる、自分が先にお辞儀をして
あげる。とにかくなにか助けになることをしてあげること
です -
あっという間に読んでしまったのと、後半に盛り上がりが欠けるように感じたのは、ひとえにプリマー新書だからですね。中高生向けだもの。まぁ、だから分かりやすいというのもあるし、中高生向けだからといって全部つまらないわけもない。
一度、あたまでっかち気味だったのをほぐした気がします。聖人でも神でもないところがいいね、やっぱ。
ゆっくりと少しずつ、ブッダの教えを学んでいくにはいいかも。いや、話が丁寧すぎて飽きるかも知れないな。時間のある時にはいいと思います。 -
<07/3/9途中放棄>
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わかりやすい