ブッダ-大人になる道 (ちくまプリマー新書 48)

  • 筑摩書房
3.61
  • (12)
  • (15)
  • (23)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 177
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687494

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人の考えていることは、ほとんど妄想でしかない。
    人は不完全なので、話半分できいていればよい。
    しかし、不完全なままでいいわけではない。
    自分の間違いを見つけて完全になることが大事。
    安全な場所(自分がいきたい場所)へ行けばよい。

  • [ 内容 ]
    ブッダが唱えた原始仏教の言葉は、合理的でとってもクール。
    日常生活に役立つアドバイスがたくさん詰まっています。
    今日から実践して充実した毎日を生きよう。

    [ 目次 ]
    第1章 ブッダ―大人になる道(仏教はカッコいいのだ 仏教は人が自由になる手助けをする ほか)
    第2章 ブッダはなぜ出家したのか(ブッダが見つめた「苦しみ」 国民の期待を一身に集めて ほか)
    第3章 ブッダ心理学、基礎の基礎―心とは何か?(仏教は「智慧を開発する道」 一人ひとり違うのにどうやって「一切を知る」の? ほか)
    第4章 世界に居場所を見つける―地球サイズの人間になろう(自分と似た人は何処にいる? 自分という「種」を社会で花開かせる ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 中高生向けにブッダの知恵を紹介した人生論。スリランカ出身の著者は最近では、著作も多いベストセラー作家だが、読んでみて納得。とにかくシンプルでわかりやすい。

    スリランカは、日本の大乗仏教とは異なるテーラワーダ仏教という宗派なのだそうで、これは、ブッダの教えを忠実に守ろうとするもの。これっていわゆる原理主義?と思って若干身構えたりしたのだけど、言っていることはきわめてシンプル。人は生まれ、老い、病み、死ぬ。同じ瞬間は二度と訪れないし、物事は決して留まらず、変化し続ける。その中でいかに一瞬を充実させて生きるか。そして因果応報。物事には原因があって結果がある。謙虚に、自分の感じ方を絶対と決して思わずに柔軟に多様性を受け入れる。

    ブッダは、戒律のようなものを示してこれをすべし、ということはいっていない。自分自身が悩み、成長し、老い、死んでいく過程をそっとサポートしてくれるような教え。これってやはり、私たちにはとても自然で馴染みの深い考え方だなと実感しました。

  • 21/8/1 80

  • なんなんだろう?この他宗教(キリスト教やイスラム教)や他分野学問(哲学や科学)への好戦的な見下すような著者態度は?
    ビックリ。

  • ----------------------------------------------
    ▼ 100文字感想 ▼ 
    ----------------------------------------------
    心とは「生きていること」と語る、スリランカ仏教の長老、
    アルボムッレ スマナサーラ氏の著書。初めて読んだ時、
    「へ〜、仏教ってこんなにわかりやすいものなのぉ」と
    驚いた。仏教入門書としてこれ以上の本は、ないと思う。


    ----------------------------------------------
    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
    ----------------------------------------------

    ■「人の役に立つように生きる」ということは、簡単なこと
     ではありません。なぜなら、相手にも自由があるからです

    ■生命はみなプライドを持っている。だから世の中では、
     やたらに人にアドバイスしても、逆にされてもうまくいか
     ないのです

    ■人はひとコマひとコマ、瞬間瞬間、別人になっている。
     別人なのですが、それを「繋げている」のです

    ■幸福か不幸かの判断基準は、何が楽しく感じて、何を
     おもしろく感じるのか

    ■「人の愛情」というのは、「自分が仕事をして得るもの」
     なのです。それにはどうすればいいかというと、簡単で
     す。自分が先に笑ってあげる、自分が先にお辞儀をして
     あげる。とにかくなにか助けになることをしてあげること
     です

  • あっという間に読んでしまったのと、後半に盛り上がりが欠けるように感じたのは、ひとえにプリマー新書だからですね。中高生向けだもの。まぁ、だから分かりやすいというのもあるし、中高生向けだからといって全部つまらないわけもない。

    一度、あたまでっかち気味だったのをほぐした気がします。聖人でも神でもないところがいいね、やっぱ。

    ゆっくりと少しずつ、ブッダの教えを学んでいくにはいいかも。いや、話が丁寧すぎて飽きるかも知れないな。時間のある時にはいいと思います。

  • <07/3/9途中放棄>

  • わかりやすい

全23件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アルボムッレ・スマナサーラの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アルボムッレ・ス...
養老 孟司
ヘミングウェイ
小池 龍之介
奥田 英朗
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×