- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480687777
感想・レビュー・書評
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あまりにも未熟でまだまだ道は長く険しすぎる
どのくらい大変なのか、想像もできないけど
一生をかけて挑戦したい生き方
2020年の1冊目詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・私たちの生命は、他ならぬ地球(延いては宇宙)に支えられているんですよね。
『ブッダは実在しない』を読み終えるところで、『ブッダの幸福論』を手に入れました。アルボムッレ スマナサーラ長老は、ブッダが実在しない?なんて、思ったことすらないんだろうな(・・?
『ブッダは実在しない』を読み終えて、私のための仏教の教えを再構築したいという気持ちが強くなってきました。テーラワーダ仏教は、ブッダの教えに近いという話なので、よく学びたいと思います。
本書では、生きることは完全に無価値で、無意味である。と指摘しました。といっても我々人間には、この上ない尊い目的を作ること、ゴールを設定することができるのです。自分で設定した目的なので、何の脅迫感もなく楽しくその目的を目指して、まっすぐ生きることができるのです。
シンプルなことを一つひとつ、確実に淡々とやっていけば、それが有意義な生き方ということになります。生きるということは、絶えず死をさけることです。自然の法則でハードルを乗り越えられないほど弱くなるまで、死に挑戦し続けることが、生きることなのです。
考えてみると、私たちの生命は、私たちが考えている以上に他の生命に支えられています。ですから、みなの成功は、喜ぶべきことです。エゴや憎しみさえなければ、世のなかには、簡単に楽しくなる方法があります。ほんとうに、ちょっとしたことで、いくらでも楽しくなります。~
アルボムッレ・スマナサーラ長老は、仰います。「自分が幸せになりたいのであれば、家族のみんなも、友達たちも、みんなそうでしょうと、そういう人々に対して同じ気持ちをわざと育ててみるのです。やはり幸福であって欲しい。やはり成功して欲しいと」。 -
わかりやすい優しい言葉で書かれていたので読みやすかったです。この本を読んで、もっと仏教のことを知りたい!と思いました。
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この著者の本についての座談会に以前参加したことがあります。
やさしい言葉で仏教について語る人だという印象ですが、この本もまた、とてもシンプルな言葉を使ってブッダの説いた道について説明しているものです。
幸福論といっても、わかりやすくハッピーな話が載っているわけではありません。
最低限の衣職住が満たされた、身の程内での満ち足りた状態をブッダは幸福と説いているため、資本主義社会で連想される幸福とは少し違う点がある気がします。
あまりに簡単な言葉でさらさらと語られていくため、本当に仏教に立脚した話を聞いているのか、わからなくなってくるほど。
頭に入りやすいですが、どれも当たり前のことを言われているようで、インパクトが強くありません。
それだけ、日本では仏教が人格形成に取り込まれているということでしょう。
「愛」という言葉は狭義では男女間、つまり自分のためだけのものであり、意味が曖昧であるため、「愛」よりも「慈しみ」の言葉で生きるべきとのこと。
最終章では、誰もが一度は考えたことがある「人生に意味はあるのか?」「人間はなんのために生きているのか?」を説明しています。
意味などないんだそうです。
あまりに包み隠さずそう語っているので、なんだか拍子抜けしてしまう感じ。
人は意味を探しているけれど、ないものは探しても無駄だ、とクールかつ合理的に語っています。
仏教の諦観が、こんな形で現れ出ているとは。
ただ、意味がないものだとつまらないから、そこに意味を付加するのがいいんじゃないか、という前向きな姿勢を促していました。
ある意味、夢も希望もない、身も蓋もない事実が淡々と書かれているため、読み終えると「まあ、そうだよね」と多少しょんぼりしますが、人生に見えない奇跡や影を探し、過度な期待や恐れを抱くよりは、死ぬまでの時間をいかに有意義に過ごすかに心を砕くべきだという氏の教えは、全くもって納得がいくものでした。 -
生きることに意味はない人生には意味がないしっかりと生きる
勉強すること仕事すること人との関係が生きること
正しい生き方
五戒、四摂事 -
仏教的な思考の幸福論の本です。
力みがとれました。 -
なかなか面白かったです。
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いろいろ宗教系の本を読んではいるが、仏教がいちばんしっくりくるし納得できる。これが一神教系だとちょっとね、と思ってしまうのだが。
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幸福は皆が達することができるものでなければならないとか、関係を「持たない」という関係も大切とか、いろいろ私にとってヒントになることが書いてた。けどこういう本を鵜呑みにして信者にならないような知性を身に着けたい