地学のツボ: 地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書 101)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688040

感想・レビュー・書評

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  • 地学、天文、生物と理科第二分野の学者は日本語の上手い人が多いようで割とハズレがない。中でも本書は平易な言葉のみで記述してあり、難解な用語も計算式も出てこない。それでいて好奇心を刺激する。プレートテクトニス、地層=地球表面での記録、オゾン層や地球磁場の役割、地質時代、宇宙論のトピックまでが簡潔にまとめられている。同様の入門本をいくら読んでも途轍もない忘却力で忘れ去ってしまうから、いつでも新鮮なのだが、この本は忘れたころにまた再読してみたくなるかも。2009年刊にして、東北にプレート性大地震の可能性を言及し、津波が来たら遠くへ逃げるな、高い所に逃げようと教えてもいる。

  • 他学科の皆さん、地惑の友人たちはこういうことを勉強しています的地学入門書。

    理図書 450||Ka31 11873913

  • 地学としての2009年時点での最新情報。
    地学は宇宙から地球まで幅広く、しかも新しい知識までちゃんと入っている。
    海溝で地震が起きれば津波が起きることもちゃんと触れているが、もっと広く知られていれば、と。

  • プレートテクトニクスから、地球の生物の歴史、宇宙のできかたまで、ありとあらゆることを取り上げているので、散漫といえば散漫だが、どの話も面白かった。
    自然科学はどの分野においてもまだまだ研究途上で日々新しい発見があるということがよくわかる。

著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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