女が読む太宰治 (ちくまプリマー新書 109)

  • 筑摩書房
3.11
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本棚登録 : 208
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688125

作品紹介・あらすじ

座右の書、作家道、芸人魂、恥かしがり方、熱狂の冷まし方、愛され方、自己演出法、妻のあり方、読書でイク法、小説の書き方、読者の選び方。たとえ反面教師であれ、ぜんぶ彼が教えてくれた!12人の現代女性が読む新しいダザイ。

感想・レビュー・書評

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  • 女性から見た太宰治。

    正直、太宰治は一冊も完全に読了したことはない。

    古典は難しい。と勘違いしているからだ。

    太宰治の魅力とは何か。

    それは、女でも男でも同じく感じるものなのか。

    とりあえず、太宰治の「人間失格」は読んでみよう。

  • 12名の女性が読み解く太宰治。雨宮処凛が『トカトントン』を脱力系作品と言い、津村記久子が『富嶽百景』を自虐ネタでありながらもほのぼのとした、どんな時代に読まれてもくすくす笑いを誘うと書き、辛酸なめ子が『人間失格』を男向けのモテ本と記してある事からわかる様に、渋面を作り眉間に皺を寄せて論じられない、肩の力を抜いた太宰の作品論。ワタシはどちらかというと太宰の人物に興味があり、太宰の作品は全部読んでない、メジャーどころしか読んでない熱心な読者ではないのだけれども『富嶽百景』と『駆込み訴え』は読み直したくなった。

  • この本は、12人の女性による太宰治考です。
    内容は、太宰LOVEの人や反面教師的、
    作家としての小説道、座右の書など様々です。

    佐藤江梨子、津村記久子、辛酸なめ子の文章は
    他の作家に負けないくらい面白いです。

  • 色々な女性が太宰についてそれぞれに思い入れを語るエッセイ。
    私も太宰が好きなのですが、人それぞれなわけで、「わかるわかる」って想いながら読める人もいれば「へーそっか」で終わる人のエッセイもある。辛酸なめ子さんが一番面白かったかな。

    太宰好き女性ならちょっと読んでみて面白いと思うけど、買って手元に置いておきたいと思うほどでもない本ていう印象でした。

    太宰が女心をくすぐるんだなと改めて思わされる本で御座います。

  • 最初の佐藤江梨子の文章はよく分からなかったけど、他の文章は面白かった。
    太宰自身の魅力も再発見できてよかった。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/496766

  • 香山リカさんと井上荒野さんが面白かった

  • 図書館で借りて読了
    欲しいなぁ

  • 文学

  • 豪華執筆陣による女目線で読む太宰。実の娘・太田治子さんの文章はやっぱりドスがきいている。格と深みが違う感じです。サトエリの続・グッドバイはあなたなんて大それたことを…と。辛酸なめ子さんの文章がいちばん面白かった。爆笑した。ホスト風葉蔵モテテクニック。平安寿子さんの文章がちょっと気持ち悪い…。30分くらいで読める軽い読み物といった感じです。西加奈子さんも参加されてます。

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