ALMA電波望遠鏡 カラー版 (ちくまプリマー新書 114)

著者 :
  • 筑摩書房
3.65
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688156

作品紹介・あらすじ

光では見ることのできなかった遠方宇宙の姿を、高い解像度で映し出す電波望遠鏡群ALMA。物質進化や銀河系、太陽系、生命の起源に迫る壮大な国際天文プロジェクト。本邦初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 南米チリの高山に建設中であるALMA電波天文台のお話です。三菱電機のTVコマーシャルでも出ていますね。遠く宇宙から飛んでくる光(といっても目には見えないミリ波)観測で、宇宙を理解するのにワクワクするのは天文少年だけではないでしょう。人類のチャレンジですね。

  • 3

  • 勉強になりました。

  • ALMA電波望遠鏡の開発と、電波天文学について。
    お金の面では出遅れたものの、日本は十分にこの分野の先頭を走っている。

  • 地味。ちょう地味。
    ちょう地味なんだけれども、現代天文学はここまで宇宙を見るために頑張ってる。宇宙から恐怖がやってくるのを事前にキャッチしていただいたり、宇宙を織りなすものの解明にむけて、高山病に負けずにがんばっていただきたい。

  • 易しい書き口でALMA計画に限らず、
    電波とはなにか、電波で視るとはどういうことかを解説しています。
    もちろんALMA計画でなにがわかるのか、
    ALMA計画のこれまで、なぜ高地に観測施設を作るのかにも触れられています。
    特にALMA計画のこれまでについては、この計画を推進してきた著者ならではでしょう。

    著者が電波天文学の世界へ飛び込んだ理由も、
    少年時代の思い出から書き起こされていて、
    研究者に対する興味も湧くのではないでしょうか。

    ALMA計画に関する一般向けの書籍としては
    福井康雄 編 「私たちは暗黒宇宙から生まれた ーALMAが解き明かす宇宙の全貌」
    もオススメなのですが、
    分厚いですし、やや難しいかもしれません。
    もう少しサラッとALMA計画について知りたい場合は、
    まずこの本を読むといいでしょう。

  • ALMA電波望遠鏡、いつか見に行ってみたいなぁ。

  • 先日登った飯盛山から,野辺山の電波望遠鏡が見えた.降りてきて,観光案内所にあったのがこの本.著者は野辺山の所長をつとめた後,ALMA の建設に携わった人らしい.電波の物理的な説明や,電波天文学の歴史,電波好きの子供だった著者がどのように電波望遠鏡にかかわるようになったか,ALMA に期待されるものなど,日米欧共同の大プロジェクトを様々な方向から見せてくれる好著.遠くを見たい,宇宙を知りたいという研究意欲を強く感じる.そして,巨額の予算を獲得し,プロジェクトを実現させる学者のチームワークがすばらしい.ただ最後の電波望遠鏡の仕組みは私にはちょっと難しかった.

  • 天文学の「て」の字も知らない私が手に取ったのが、今まさに稼働を始めたばかりの巨大電波望遠鏡「ALMA」プロジェクトの本。ハッブル・すばる・カミオカンデ・そしてALMA。宇宙を知る為の道具って千差万別すぎます。

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