- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688279
作品紹介・あらすじ
『遠野物語』は、ものすごくゆたかで鮮やかな世界を秘めている。河童の子を産む女に、馬と恋に落ちた女、狼との死闘、神隠し、座敷わらし、山男、臨死体験、姥捨て…。不思議な物語を読み解き、そのおもしろさの秘密に迫る。
感想・レビュー・書評
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不可思議な話、昔にあったリアルな話がわかりやすく書かれていた。民俗学について興味を持った。
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民間伝承や遠野物語を読み解くヒントが書かれているので、一度遠野物語を読み終わった人がよくわかっていなかったことや不思議に思ったことを解説してくれています。
ただし、解釈にはいろいろあるって事で、にわかには賛同できないような妄想の延長線上にある記載も多い訳で、自分なりに色々考えるきっかけになる本ではないかと思っています。 -
辺境は人里と自然界の境であり現実と夢の境でもある。夢が現実を変革していく、そんな日本でありたい。
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柳田国男の『遠野物語』の魅力を、若い読者に向けて分かりやすく解説している本です。
山人や神隠し、異種婚姻端、異界などのテーマをめぐって、民俗学の基本的な捉え方を紹介し、『遠野物語』のおもしろさに触れることができるように工夫された解説が加えられています。
じっさいに『遠野物語』を読みたいと読者に思わせる触発力をもっているという意味で、すぐれた入門書だと思います。 -
100以上ある話の中から10余りしか取り上げていないが、その分、伝説が作られた背景などを丁寧に掘り下げている。いきなり原文を読んだら気づかないかもしれないことまで踏み込んでいるので、入門書としてはもちろん、作品の魅力をより味わえる内容となっていると思う。
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入門書として最適。
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遠野物語を読了後に読む。私自身の基本的な理解が足りていないところも多々あるのでそれをこれから補完していきたい。参考文献に挙げられている書籍を読んでみようと思う。
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遠野物語のとっかかりとして最適の本。